神奈川県横浜市神奈川区の賃貸管理 | キッチンの換気扇が動かなくなってしまった💦

trouble

2024.04.06

トラブル内容

神奈川県横浜市神奈川区の賃貸管理・不動産管理トラブルの解決事例
先日、入居者様からキッチンにある換気扇が動かなくなってしまったとの事で、お問い合わせをいただきました。
普段は料理をする時や空気の入れ替えを行う際に利用しており、それ以外はあまり動かさないようで、夕飯を作ろうといつも通りスイッチを押すも、微動だにせずとの事でした、、、
また、コンロはガスコンロを利用している為、料理中は必ず換気扇を使用する事から、早めに修理か交換の対応をしてほしいという要望もいただきました。

今回はキッチンにおいて、換気扇が動かなくなった際の対処法や修理・交換する際の概算費用、長持ちさせる為の清掃方法をご紹介します。
是非最後までご覧ください！

考えられる原因

キッチンの換気扇が動かなくなる原因はさまざまです。以下のような状況が考えられます。
・モーター故障：換気扇のモーターが故障している可能性があります。モーターが故障してしまった場合には、修理or交換しか対応方法はございません。

・電源トラブル：電源スイッチやヒモに不具合がないか確認しましょう。スイッチに不具合が生じている場合は電気工事や部品交換する必要がございますが、壁埋込型換気扇でヒモを引っ張って操作をする場合には、油汚れなどが固着して固まってしまっている事が原因の可能性があります。

・羽根の汚れ：換気扇の羽根に油やホコリが付着していると、動きが鈍くなることがあります。この場合は清掃をしてあげれば改善される可能性がございます。

本体交換と修理の概算費用

対応方法は様々あるかと思いますが、せっかくの機会なので交換・修理をする際の概算費用を調べてみました。あまり調べる機会は少ないと思いますので、是非参考にしてみていただければと思います。尚、あくまで概算となりますので、金額に変動はあるかと思います。
キッチンの換気扇を交換する際の概算費用は、以下の通りです。

≪ 換気扇の交換工事の費用相場 ≫
※1換気扇の交換には、本体代と工事費用が含まれます。
※2施工事業者に依頼する場合、本体代にプラスして約7,000円〜3万円ほどの工事費がかかります。
※3換気扇のサイズや機能によって費用が異なります。

≪ 換気扇の本体価格と工事費用相場 ≫
以下は、換気扇の種類別の工事費を含めた交換・取り付け費用の相場です（工事費込み）
▶ブーツ型（深型）
・60〜75cm: 5〜7万円
・90cm: 7〜9万円

▶スリム型（薄型）
・60〜75cm: 5〜17万円
・90cm: 9〜16万円

▶フラット型（浅型）
・60〜75cm: 5.5〜7万円

▶プロペラファン
・1.1〜1.9万円（※2024年2月時点の価格）

※あくまで概算の費用となりますので、実際の状況によって金額は異なる場合がございますので、ご注意ください。

≪ 修理対応の概算費用（パーツのみの交換費用） ≫
スイッチやモーターなど部分的に不具合がある場合、パーツ交換のみも可能です。

▶モーター部分
・約2.5〜3.5万円

▶スイッチ部分

・約2〜3万円

▶ファン
・約1.5〜2万円

※あくまで概算の費用となりますので、実際の状況によって金額は異なる場合がございますので、ご注意ください。

尚、製造から10年以上経過している場合には、メーカーによる修理対応が出来ない場合がございます。不具合が発生した際には製造年月日を確認して、どのくらい経過しているかを確認する事も重要です。

対応方法

不具合が発生した場合の対応方法は以下通りです。

・大家さんや管理会社に連絡
賃貸物件の換気扇は大半が設備となります。故障した場合は、すぐに大家さんや管理会社に連絡して対応してもらいましょう。内容によっては一時的な清掃や電源抜き差しするなど、アドバイス程度で解決できる可能性もございますので、まずは早めに連絡をして、状況の報告と相談をするようにしてください。

・清掃
換気扇の羽根が汚れている場合、こまめな清掃を行いましょう。ホコリや油ヨゴレを取り除くことで、正常に動作する可能性が高まります。

・修理
部品交換や本体側の調整を行い、正しく使用できるように修理をしましょう。

・本体交換
機器自体を交換しましょう。

結論、今回は劣化が進んで電気系統がやられてしまっていた事と製造から10年以上経過していた事から、オーナー様と協議の上、本体交換をして、対応は完了となりました。

掃除による手入れ方法

入居者様や大家さんでお手入れなどを検討されている方に向けた、簡単なお手入れ方法をご紹介します。他にも様々な方法があるかと思いますので、一つの参考にしてみてください。

尚、換気扇を長持ちさせるには、定期的な清掃もとても効果的です。油汚れやホコリは不具合を進行させてしまう大きな原因になりかねませんので、出来る限り定期的に清掃を行い、清潔かつ長持ちさせられるように努めてください。また、換気扇の掃除は以下の手順で行います。

・羽根を外してホコリや油ヨゴレを拭き取る。
⇒油は固まると動きを鈍らせる原因になったり、ホコリも同様に溜まっていくと故障しやすい為、ファンの部分は手が届く範囲で汚れの除去をしてください。また、掃除を行う際には誤ってスイッチを入れてしまうとファンが回ってしまうので、ブレーカーを落としたりと、注意しながら作業してください。

・フィルターを付けることでホコリ対策を行う。
⇒レンジフードの場合には、料理で発生する蒸気や油煙をフィルターが守ってくれる為、壁埋込型よりも良いですが、もちろんフィルターも汚れていくと劣化が進みますので注意が必要です。

・難易度の高い清掃は専門業者に依頼する。
⇒レンジフードは特にそうですが、フィルターや整流板の取り外し方が難しいと思う場合には、専門業者に頼る事も一つの手です。費用は掛かってしまいますが、その分手の届かない場所なども清掃していただける為、検討しても良いかもしれません。

まとめ

室内に設置されている設備はどれも重要な物が多いですが、その中でも【換気扇】は料理をしたり、換気をしたり重要な立場を担っております。
ガスコンロを使用する場合には、ガスに点火させるためにガスを放出するので、換気扇を回さないと一酸化炭素中毒になる可能性もあり、とても危険です。
もちろん入居者様には、清潔かつ長持ちさせるために清掃いただく必要がありますが、機械はいつ故障してしまうか分かりませんので、調子が悪そうなどの不具合を感じたら、まずは管理会社や大家さんへ報告をしてみてください。