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賃貸アパートに独立洗面台を後付け・交換する方法と費用は?DIY事例も

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2021.07.22
  • 賃貸経営得情報

独立洗面台は、賃貸住宅の人気設備ランキング上位の常連設備です。

2020年の賃貸住宅の必須設備ランキング(※)では、

・ファミリー向け…2位

・単身者向け…4位

と、ファミリー・単身者ともに独立洗面台の需要は高いといえます。

(※)全国賃貸住宅新聞「この設備がないと入居が決まらない」人気設備ランキング2020

特に入居人数が多くなるファミリーや、単身者でも女性には独立洗面台のある物件が人気です。

水回り設備の清潔感や充実度が入居の決め手になるケースも、決して少なくありません。

そこで、

■賃貸アパートに独立洗面台を置くメリット・デメリット

■独立洗面台がないアパートに、後付けする方法や費用

■賃貸の古い独立洗面台を、交換する方法と費用

■後付け&交換におすすめ!収納充実の独立洗面台

■コスパ抜群!賃貸の独立洗面台が生まれ変わるDIY事例

をご紹介します。

経営する賃貸アパートの空室対策に、独立洗面台の取り付けや交換をお考えのオーナー様は、ぜひ参考にしてください。

賃貸アパートに独立洗面台を置くメリット・デメリット

独立洗面台とは、風呂・トイレなどとは独立した洗面台のことを言います。

一方、洗面台と風呂・トイレが一体型になっているものを3点式ユニットバスと言います。

3点式ユニットバスは、賃貸ワンルームやビジネスホテルにも多く取り入れられています。

独立洗面台のメリット

独立洗面台のメリットは、入居者にとって

・収納が多い

・使い勝手がいい

・清潔感がある

といったメリットがあります。

特に女性は、メイク用品やヘアケア用品、アクセサリー類など、洗面台まわりに収納したい小物が多いもの。

独立洗面台なら、鏡の横や洗面台下に豊富な収納があり、コンセントもついて便利です。

また2人以上で暮らす場合や友人を家に招く場合、独立洗面台なら、トイレや風呂を誰かが使っていても洗面台を使う事ができます。

特に女性は、メイクなど身だしなみを整える洗面台とトイレが一緒になっていることを不快に感じる人も多いです。

オーナー様にとっての独立洗面台のメリットは、

・空室対策

・物件の付加価値が上がり、家賃の値上げが可能

になることです。

実際に同じような条件の賃貸ワンルームでも、独立洗面台ありの物件は、なしの物件に比べて家賃相場が約5,000〜1万円ほど高い傾向があります。

独立洗面台を置くデメリット

入居者にとっての独立洗面台のデメリットは、

・家賃が高い傾向がある

ことです。

またオーナー様にとっては

・独立洗面台を置くスペースが必要

・設置コストが1台あたり20〜30万円程かかる

というデメリットがあります。

単身者の男性などは、独立洗面台よりも、毎月の家賃の安さを重視する人も多いです。

経営する賃貸アパートのターゲットから、独立洗面台の設置がコストに見合うかどうかを検討する必要があります。

独立洗面台がない賃貸アパートに、後付けする方法や費用

独立洗面台がないアパートに後付けするには、どのような方法があり、どれぐらい費用がかかるのでしょうか?

独立洗面台を後付けする方法

独立洗面台を賃貸アパートに後付けするには、まず設置スペースを確保する必要があります。

独立洗面台の一般的な大きさは

・幅:600〜900mm

・奥行:400〜600mm

・高さ:1900mm

さらに水道管との接続、コンセントの接続などが容易にできる場所であることも必要です。

洗濯機置き場やキッチンなど、元々ある水回り設備の近くを目安にすると良いでしょう。

独立洗面台を後付けする費用

独立洗面台のない賃貸アパートに後付けする場合は、独立洗面台の購入+新規設置工事費用が必要です。

独立洗面台1台あたりの費用と、一般的な新規設置工事費用の相場は以下の通り。

・独立洗面台費:約7〜15万円

・床開口や配管工事費:約15万円〜30万円

・廃棄処理など諸経費:約1万円

独立洗面台は、ワンルーム向けの一番小さいサイズの費用相場です。

また配管工事費用は、水道管や配線の場所などによって大きく異なります。

1階部分より、2階・3階と階数が上がるごとに工事費が高くなることも。

経営する賃貸アパート全室に独立洗面台を新規設置するとなると、100万円以上のコストがかかる可能性もあります。

また工事期間も1台あたり2〜3日かかる事が多いです。

賃貸の古い独立洗面台を交換する方法と費用

経営する賃貸アパートに独立洗面台は置いているけど、古いので交換したい…。

独立洗面台のリフォームを検討しているオーナー様も多いでしょう。

独立洗面台の交換の方法と費用をご紹介します。

独立洗面台を交換する方法

独立洗面台の交換には、新規設置と同じく、新しい独立洗面台を置くスペースの確保が必要です。

独立洗面台は商品によって、幅・奥行などのサイズが異なります。

既存の水道管や配線との接続口をふさいでしまわないよう気をつけましょう。

独立洗面台を交換する費用

独立洗面台の交換には、基本的には新たな配管工事や配線工事が必要ありません。

そのため

・独立洗面台費:約7〜15万円

・廃棄処理など諸経費:約1万円

が、独立洗面台1台あたりの交換費用となります。

工事費が抑えられる分、前回より少しグレードアップした独立洗面台を導入するのもおすすめです。

設置作業は、1日で終わる場合がほとんどです。

賃貸への後付け&交換におすすめ!収納充実の独立洗面台

賃貸アパートに後付けまたは交換で取り付けるのにおすすめな、独立洗面台をご紹介します。

コストが低い・省スペース・収納充実・おしゃれにこだわった、空室対策にぴったりの独立洗面台ばかりです。

有名メーカーばかりなので、施工やアフターメンテナンスも安心です。

タカラスタンダード ウィット

出典:タカラスタンダード

タカラスタンダードの独立洗面台「ウィット」シリーズは、価格帯の安さが魅力。

最安値セットで43,000円~で独立洗面台が購入できます。

洗面ボウルはお手入れが簡単で清潔感のあるホーロー製。

選べる引手デザインやカラーバリエーションも豊富です。

→ タカラスタンダードの独立洗面台を見る

クリナップ BGA

出典:クリナップ

クリナップの独立洗面台BGAシリーズ。

最安値セットで70,000円~の安めの価格が魅力です。

省スペースでシンプル、使い勝手の良いベーシックなデザインの独立洗面台です。

→ クリナップの独立洗面台を見る

LIXIL リフラ

出典:LIXIL

LIXILの独立洗面台「リフラ」は、奥行370mmの省スペースが特徴。

一般的な最小サイズの独立洗面台の、さらに70%程度のスペースにおさまる設計です。

最安値セットで約7万円~と安めの価格も魅力。

独立洗面台を置くスペース確保に困っている賃貸オーナー様におすすめです。

→ LIXILの独立洗面台を見る

TOTO サクア

出典:TOTO

TOTOの独立洗面台「サクア」シリーズ。

価格は最安値セットで約11万円~とやや高め。

水回りに強いメーカーなので、製品に安心感を求めたい賃貸オーナー様におすすめです。

→ TOTOの独立洗面台を見る

Panasonic エムライン

出典:Panasonic

パナソニックの独立洗面台「エムライン」。

人造大理石の洗面ボウルは、軽くて壊れにくいのが特徴です。

価格は約16万円~と高め。

独立洗面台に耐久性や機能性を求めたい賃貸オーナー様におすすめです。

→ パナソニックの独立洗面台を見る

コスパ抜群!賃貸の独立洗面台が生まれ変わるDIY事例

賃貸アパートに設置している独立洗面台を交換したいけれど、コストが気になる…。

そんなオーナー様には、DIYで独立洗面台をプチリフォームするのもおすすめです。

ここからは、手軽に安くできて独立洗面台がおしゃれに生まれ変わる、DIY事例をご紹介します。

リメイクシートで独立洗面台をDIY

出典:RoomClip @nonyuu

独立洗面台のミラーまわりに、木目やタイル柄のリメイクシートを貼ったDIY事例です。

出典:RoomClip @saya-naga

タイル柄は水回りとの相性も良いので、独立洗面台のDIYにおすすめ。

リメイクシートは100均でも手に入りますが、耐久性を考えると防水加工の施してある業務用のリメイクシートが無難です。

出典:RoomClip @Unoki

業務用の防水リメイクシートを使えば、洗面ボウルの天板もリメイク可能。

出典:RoomClip @nao

木目の雰囲気とタイルの清潔感を合わせれば、高級感漂う独立洗面台に。

古くなった独立洗面台も、雰囲気をがらりと変えることができます。

独立洗面台のミラーをDIY

出典:RoomClip @bowbowcow

賃貸ワンルーム向けの独立洗面台は、ミラー周辺に生活感が漂いがち。

賃貸アパートに設置されている独立洗面台は、上部のミラーと、下部の洗面キャビネットが別々に取り付けられていることがほとんどです。

特に上部のミラーは壁にネジ留めされているだけなので、簡単に取り外すことができます。

縦長のミラーを外し、横向きに付け替えるだけでも、独立洗面台のデザイン性が一気にアップします。

出典:RoomClip @Ai

独立洗面台の既存のミラーキャビネットを外して、市販の大型ミラーに付け替えた事例。

生活感のあった独立洗面台が、デザイナーズマンションのドレッサーのように生まれ変わっています。

出典:RoomClip @aikentole

独立洗面台のミラーを付け替えただけでなく、キャビネットの引手も交換した事例。

全体的にテイストが統一されていると、おしゃれな独立洗面台になり、入居者ターゲットにも響きやすくなります。

まとめ

賃貸アパートには、独立洗面台があった方が空室対策として有効です。

しかし独立洗面台を後付けで新規設置となると、リフォーム並のコストがかかります。

独立洗面台の設置は、経営する賃貸アパートの入居者ターゲットにニーズがあるかどうかを慎重に見極める必要があります。

既に賃貸アパートに独立洗面台がある場合は、低コストで交換設置ができます。

またリメイクシートなどでDIYを施せば、より低コストで独立洗面台を生まれ変わらせることもできます。

賃貸アパートに独立洗面台の後付けや交換を検討されているオーナー様は、DIYも視野に入れつつ、上手な水回り設備のアップグレードを実現してください。

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