東京都墨田区の賃貸管理 |エアコントラブルについて

trouble

2024.11.16

トラブル内容

〇〇東京都墨田区の賃貸管理・不動産管理トラブル解決事例〇〇

先日、弊社管理物件の賃貸アパートにご入居いただいているお客様よりエアコンクリーニングをご自身で行ったところ動かなくなってしまったとの相談との事で、お問い合わせをいただきました。

長い期間、エアコンを掃除をしていないと、ニオイや汚れが気になり、またエアコンの効きが悪くなったと感じたりすることがあります。

エアコンは構造が複雑なため、内部をキレイにするためには、エアコンを分解して掃除しなければなりません。そして専門的な知識がないような状態で、分解やエアコン内部の掃除をしてしまうと、元に戻せなくなったりして、エアコンが故障するリスクがあることから、ご家庭でエアコン内部を掃除するのは容易ではありません。

状況

詳しい状況を入居者様へヒアリングさせていただいたところ、汚れてきたので、フィルター清掃に加え、水をかけて掃除をしてしまったとのことでした。

入居中1度も掃除をしたことがなかったとのことで、テレビのニュースでエアコン掃除をしてみようと思い実施されたようです。

故障の原因とは？

エアコンクリーニング後にエアコンが故障する原因はいくつかあります。以下に主な原因を挙げます。

１．電気系統に水がかかってしまう：

エアコンクリーニング中にエアコンの内部の電気系統に水がかかってショートしてしまうことがあります。そうなってしまうとエアコンは動かなくなってしまいます。特に、専門業者でないと、このリスクが高まってしまいます。

２．過剰な洗浄：

エアコン内部を過剰に洗浄することによって、内部の部品にダメージを与えることがあります。

例）洗浄剤が強すぎると部品が劣化してしまいます。

３．不慣れな分解と組み立て：

クリーニングのために分解や組み立てが不適切に行われた場合、配線や接続ミスが原因で、電気が通らなくなってしまいます。エアコンの構造は複雑なので、不慣れな場合、エアコンが動かなくなってしまう原因の一つです。

４．エアコンクリーニングスプレーも！？：

最近では、ホームセンターやインターネットでもスプレー缶入りのエアコン洗浄剤が売られています。手軽にお掃除ができて便利なように感じますが、実は様々なリスクがあります。

・洗浄剤をしっかり洗い流すことができない、そのためカビの発生源となる

・流れ出たゴミが詰まってエアコンから水漏れすることがある

・部品を腐食させることがある

・エアコンクリーニングスプレーによる故障は、メーカーの保証対象外になる

クリーニング後にエアコンが壊れてしまった場合はどうしたらいい？

１．クリーニング業者に連絡する

クリーニング後にエアコンが動かなくなったり、異常が見られた場合、まずは依頼したクリーニング業者に連絡してください。業者には、故障の詳細やクリーニング後の状況を正確に伝えましょう。

２．保証内容を確認する

多くの業者は、クリーニング後に発生した故障について保証を提供しています。ただし、保証内容や範囲は業者ごとに異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

３．保証期間

業者によって保証期間は異なります。一般的には、クリーニング後の保証期間は1ヶ月から6ヶ月程度が多いです。ただし、完全分解クリーニングを行う業者の場合、保証期間が長くなることがあります。

４．本体交換

最悪のケースとしまして、本体交換をしないと使用できない可能性もあります。せっかくクリーニングをしたのに、余計な金額がかかってしまいますので、専門知識を必要とする内部のクリーニングは避けた方がオススメです。

エアコンクリーニング業者の選び方

有名な業者でいうとダスキン、おそうじ本舗などがあります。大手業者は全国に多数の店舗を持ち、多くの実績があります。

またくらしのマーケットでもエアコンクリーニングをしてもらうことも可能です。

相場としては壁掛けエアコン1台あたり10,000円～15,000円です。

ダスキン：

全国展開をしており、評価も高く、信頼のある専門業者です。

おそうじ本舗：

全国47都道府県に展開しており、こちらも信頼の高い業者です。

くらしのマーケット：

スマホのアプリやインターネットで依頼が可能です。個人事業主や副業でされている方も多いので、その分大手クリーニング業者より割安です。口コミの評価を見て判断されることオススメいたします。

ご自身でできる掃除の範囲は？

専門知識なく、簡単に自分で掃除できるのは、フィルターやエアコン室内機、室外機の表面などの一部に限られます。フィルターを掃除するには、エアコンの前面パネルを開けます。そうするとだいたい2枚フィルターがあるのがほとんどです。まずはフィルターを外す前に軽く掃除機でフィルター表面のホコリを取り除きましょう。

ただそれだけでは汚れは落としきれていませんので、水洗いをします。

フィルターを外し、浴室などでゆっくりと水洗いをし、それでも落としきれない場合は古い歯ブラシなど、柔らかいブラシなどでフィルターを傷めないようにやさしく洗いましょう。

洗い終わったら、完全に水分を取り除きます。乾燥が不十分な状態でフィルターをエアコンに戻すと、カビの発生源になる可能性もあるので、日陰で干すなどして、十分に乾燥させましょう。

またエアコンの吹き出し口付近も掃除ができます。

ただし無理はせず、手の届き範囲で行う事をオススメいたします。

まずは割りばしとキッチンペーパー、輪ゴムを用意します。割りばしにキッチンペーパーを巻き付け、輪ゴムで固定します。

エアコンの吹き出し口をやさしく手で開け、準備した割りばしで拭き掃除をします。手の届かないところや見えない箇所は無理をせず、掃除をしてください。

これらの掃除を定期的に行うことで清潔で安心してエアコンの使用が出来ます。

内部や吹き出し口の奥にカビが発生している場合は、専門業者が分解して専用の高圧洗浄機で洗い流さないとキレイにならないので、無理な作業はしないように心がけましょう。