階下漏水が起きてしまった時はどうすれば良い？

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2025.02.15

入居者様から上の階から水が垂れてきていてどうすれば良いか・洗濯機からの水漏れで下の階にご迷惑をかけてしまったというトラブルが発生しております。今回は階下漏水が起きてしまった時どうすれば良いのか、そもそも階下漏水とはどういった現象なのかを事例をだしながら説明させていただきます。

【階下漏水によるトラブル事例】

１．配管の破裂のことから起こる漏水

・問題：上階の配管（給水管や排水管）が老巧化や衝撃で破損してしまい、水漏れが発生してしまいました。その水が階下の住戸に漏れ、天井や壁が湿ってしまうことがあります。※破損は予測できまず昨日までは普通だったのにいきなり破損してしまうことが多いです。

・対策：管理会社に連絡をし、配管の点検や修理を依頼する必要がでてきます。定期的な配管のメンテナンスを行い、古くなっている部分は早期に交換することが予防策として重要になってきます。

２．浴室やキッチンの漏水

・問題：上階の住戸で、浴室やキッチンの排水がうまく行かず、漏水が発生することがあります。特に浴室のタイルやシーリングの劣化が原因で水が漏れ、下の階に影響を与えてしまうことがあります。

・対策：定期的な点検と修理を行うことで、劣化が進行する前に問題を防ぐことができます。また、住人が漏水に気づいた場合は早急に管理会社に連絡をし貸主様に状況を報告していただくことが重要になります。

３．天井の水漏れ（雨漏り）

・問題：上階の住戸の窓や屋根、外壁にひび割れが生じて、雨水が漏れて下の階に浸水するケースです。特に古い建物で外壁の劣化が進んでいる場合に発生してしまいます。

・対策：建物の外壁を定期的に点検し、劣化した部分は補修することが重要です。外壁や屋根のメンテナンスを徹底し、漏水を未然に防ぐことが予防策ととしてあげられています。

４．エアコンや暖房設備の漏水

・問題:上階のエアコンの排水管が詰まることによって、冷却水や結露水が床に溜まり、その水が階下に漏れてしまうことがあります。また、暖房設備（特に床暖房）の配管破損による漏水もあります。室外機のドレンホースの詰まりも原因の一つになります。ドレンホースもしっかり清掃していないと詰まりが起こり、室内側のエアコンからの水漏れ、（ポコポコ）と音をたてたりしているのが特徴です。

・対策：エアコンや暖房設備の定期的なメンテナンスを行い、排水口の詰まりや葉機関の破損を防ぎます。また、エアコンの結露水排水管のチャックを怠らないようにすることが大切です。室外機側のホースにドレンホースを使って外に異物を出してみてください。水漏れが解消される場合がございます。（ゼリー状の固まったもの、ほこり等がでてきます。）

５．洗濯機の排水水漏れ

・問題：上階の住戸で洗濯機の排水ホースが外れたり詰まったりすると、洗濯機から排水される水が床に漏れ、下の階に浸水することがあります。

・対策：洗濯機の排水ホースの取り付け状態を定期的にチェックし、ホースがしっかり接続されていることを確認します。また、排水が詰まらないようにするため、フィルターの清掃や排水管の清掃を行うことが予防策の一つになります。漏れているのに少しだからいいやと放置をしてしまうと大惨事になってしまいますので注意が必要です。ホース部分の劣化、エルボの緩みも原因になってきますので再度見て確認してみてください。