東京都江戸川区の賃貸管理 | 一棟アパート共用部のごみが散乱してしまった！

トラブル内容

東京都江戸川区の賃貸管理・不動産管理トラブル解決事例。

お正月明けの一月上旬に発生した江戸川区の木造二階建てのアパートで発生したゴミ問題をご紹介します。
ごみの話という事で、あまり気持ちの良い話題ではないですが、実際スタッフが奮闘したことを綴りましたので読んでいただけると幸いです！

２０２４年１月中旬。近隣住民の方より、マンションゴミ置き場にゴミが大量に溜まっており道路に散乱したまま数日経っているので、
至急どうにか対応して欲しいというご連絡をいただきました。

状況を確認するため、弊社スタッフが現地に向かいました。
現場の状況は、遠くからでもごみが散乱しているのが分かる状態で、隣家や向かいの建物の方まで広がってしまっていました。
近隣の方にご指摘頂いたとおり、酷い状態です。　申し訳ない。。。という気持ちになりました。
ここで片づけるしかない！と思うものの、どこから手を付けたらいいのから。。。

対応開始から完了まで

ごみ袋以外の入れ物に入ったごみ、ごみ袋に入っているが、袋超しでも分別がされていないのが分かるごみ、食べ物、衣類、ペット用品、不燃物、中身は様々です。
それらが、鳥などの野生動物によって周辺に撒き散らされ、もうぐちゃぐちゃです。

本当はごみ回収や清掃業者を別途手配したい所ではありましたが、このまま放っておける状態ではなかったため、ひとまず、ごみを撤収すべく、作業を開始しました。

軍手をはめ散らかったごみを手で拾う。
撒き散らされた生ごみなど小さなものは、ほうきで掃きまとめる。
それらをゴミ袋に入れる、という作業。これの繰り返しです。
道路ですしその場で分別もできませんので、とにかく袋に詰める。詰める。詰める。

ごみを片付き始めると、埋まっていた地面が出てくると共に、エアコン室外機下などの隙間にもギュッと詰め込まれている事が分かりそういった湿気で固まったごみを掃き出す。
途中、動物だか何だかが飛び出して去っていくハプニングもあり、心臓が飛び出そうに驚きましたが疲れからか左程大騒ぎせず、坦々と手を止める事なく清掃を続け、、、大きなごみ袋１０袋になりました。

清掃して思うこと

ごみを清掃していた途中、近隣の方が通りがかり、ずっと気になっていたがやっと片づけに来たかとお𠮟りを受けたり、
清掃途中の私たちにお礼をおっしゃって下さる方がいらっしゃったり、
本当に近隣の方には迷惑をかけていたんだと実感しました。

そして、やっぱり綺麗は気持ちがいい！！！
ごみ清掃は凄く嫌でしたが（動物とか怖かったですし）でも気持ちがいい！
住人の方にはお会いできませんでしたが、きっと喜んでくれたのではないかと思います。
この綺麗さを保ってほしいものです！！！

ごみの分別を守っていただかないとゴミ回収車は持って行ってくれず、ゴミ置き場に溜まり続けますので、住民の皆様にはごみ出しルールを守っていただく必要がございます。
しかし、各自治体でごみの分別方法が異なっていたり、意外と知らなかったルールも存在していたりして、『ルールを守っているつもりだった』という方も中にはいらっしゃると思われますので、各入居者様へ、改めてゴミだしルールのご案内をする、ゴミ置き場にちゃんとごみが捨てられる様に場所を確保するといった事に取り組み、気持ちの良い住まいを保つお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

↓　江戸川区はアルミ缶を小松川信用金庫が受け取ってくれるそうです。↓

世界のごみ事情

余談ですが、世界のごみ事情も気になって調べてみました。
ごみ排出量世界第1位が中国、2位はインド、3位はアメリカ、 日本は8位

■ごみの焼却率が最も高く、リサイクル率が低い日本

日本はごみを焼却する割合が世界で最も多いというデータがあります。

焼却79.4%、リサイクル19.6%、埋め立て1%
※2021年3月30日に、環境省が発表した令和元年度のデータ

焼却炉でごみを燃やした際に温室効果ガスである二酸化炭素が発生することによって、地球温暖化が進んでしまいます。私たちの衛星的で便利な暮らしにはこのような影響が出ているのですね。

ごみの焼却率を下げ、リサイクル率を上げるには、食品ロスの軽減、生ごみの資源化にある様です。
食べ物を買い過ぎないことや、生ごみをコンポストにしたり、家庭用の生ごみ処理機を使ったりする等の工夫が有効なようです。買い過ぎない事

一番ごみの少ない国はシンガポール
※2020年のNEAによるデータ

■OECD加盟国の中でのごみのリサイクル率のランキング（2021年）
スロベニア – 52.8%
ドイツ – 48.6%
スイス – 42.0%
韓国 – 37.8%
スウェーデン – 34.0%
ルクセンブルク – 32.0%
オランダ – 30.7%
ベルギー – 29.2%
チェコ – 28.0%
オーストリア – 27.7%
・・・・・・・・・・・・・・・日本-20%

日本の最先端

日本が上位に入ってきませんね、、、
しかし！日本でもとってもリサイクル率が高い素晴らしい自治体があるのはご存じでしょうか。
なんとリサイクル率が81％！！！

この素晴らしい自治体があるのは、徳島県勝浦川上流域に上勝町です。
徳島県のほぼ真ん中にあたる山林の多い地域で、大小55の集落に、約800世帯1,580人が暮らしているそうです。

町内には唯一のゴミステーションがあり、町民は皆さん自家用車でまで持ち込みです。そのゴミステーションは年末年始以外休まないそうなので自分の好きなタイミングで出せるそうです。室内外に放置する必要がなくありがたいですね。
また、運搬支援もあり、自家用車が使えない方でも、二か月に一度は無料でごみを回収してくれるそうです。

さて、ごみの分別です。これがとにかく細かいのです。
分別の種類は、13種類45分別。（1）から（13）の数字は大きな分類。
下記13種類から更に45種類に分かれそうです。

（1）まだ使えるもの
（2）生ごみ
（3）金属類
（4）紙類
（5）布類
（6）バイオマス類
（7）プラスチック類
（8）びん類
（9）危ないもの類
（10）粗大ごみ
（11）燃やさなければならないもの
（12）埋めなければならないもの
（13）お金がかかるもの
●社会貢献活動による回収

家の中に45個のごみ箱を用意しているのではなく、多くの人が、10個前後のごみ箱を使って分別いるようです。
よく出るごみの種類は家庭によって違うので、各家庭で分別方法はアレンジされている様です。また、あまり出ないごみ、分別がわからないものはひとまとめにしておいて、ゴミステーションでスタッフに聞いて、その場で分別できるようになっているそう。
45種類の分別を全てを完璧に覚える必要はない事や、工夫している様子を聞くと、こんなに大変なごみ分別も、出来そう・・とは言えませんが現実的に感じますね。それにしても、各家庭での努力と、サポートするゴミステーションのスタッフさんの努力が、本当に素晴らしいです！！

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