大家さん必見！アパート無料Wi-fiとは？設置工事やおすすめ業者3選

効果的な空室対策として有名な「インターネット無料」。

「インターネット無料」の人気は、賃貸住宅の人気設備ランキングで4年連続1位になるほどです。

中でも最近、入居者からもアパート大家さんからも注目を浴びているのが「Wi-fi無料」。

「Wi-fi無料」は今後、ますます賃貸入居者からの人気需要が高まると予想される設備です。

効果的な空室対策をお探しのアパート大家さんは、「Wi-fi無料」についてぜひご参考ください。

アパートのWi-fi無料とは？インターネット無料と何が違う？

アパートにインターネット回線を引き、工事などの初期費用や月額利用料を大家さんが負担する。

するとアパート入居者は、インターネットを無料で使うことができます。

しかし「インターネット回線のみ」だと、スマホやタブレットでは無料インターネットが使えません。

スマホやタブレットでも無料インターネットを使うには、無線でインターネットに接続できる「Wi-fi（ワイファイ）」の電波が必要です。

アパートでWi-fi電波を使えるようにするには、

１．アパートに「Wi-fiルーター」を設置する

２．アパートのインターネット回線を、無線のWi-fi電波にして飛ばす

という2ステップが必要です。

最近では、スマホやタブレットでインターネットを使う人が増えています。

スマホやタブレットを使う人にとって、無線でインターネット回線に接続できるWi-fiは、アパート入居後の必須設備。

つまり「インターネット無料」よりも、「Wi-fi無料」の方がアパート入居者にとって魅力的である可能性が高いんです。

▼アパートにインターネット回線を引く方法について詳しくはこちら

【関連記事】アパート経営のインターネット導入費用とネット無料を収益化する3つの方法

アパートに無料Wi-fiを設置する方法3選！工事なしも

アパートにWi-fiを設置するには、3つの方法があります。

・共用部設置型Wi-fi

・埋め込み型Wi-fi

・置き型Wi-fi

中には、工事なしで設置できる方法も。

そこで、

・インターネットの使いやすさ
・工事の手間
・工期の早さ
・工事費用

などの観点から、Wi-fiを設置する3つの方法を比べてみました。

共用部設置型Wi-fi

アパートの共用部にWi-fiルーターを設置して、各部屋にWi-fi電波を飛ばす方法です。

共用部設置型Wi-fiは電波が弱く、インターネット接続が遅い・繋がりにくいといったデメリットや、

設置できるアパート構造が、木造2階建まで・部屋の広さは40㎡までという制限があります。

しかし、工期を早く・費用を安くおさえたいという大家さんにはおすすめです。

メリット

・各部屋の工事が不要（共用部の工事のみ）
・工期が早い（最短1日の場合も）
・工事費用が安い

デメリット

・Wi-fi電波が弱く、インターネット接続が遅い・繋がらない場合がある
・利用できるアパート構造は、木造2階建・広さ40㎡までの部屋など制限がある

埋め込み型Wi-fi

アパートに引いたインターネット回線を、各部屋の壁やコンセントに埋め込んだWi-fiルーターで飛ばす方法です。

アパートのインターネット回線が、有線の場合のみ設置できます。

工事の手間や工事費用はやや高くなるというデメリットはありますが、

質の良いインターネット環境を、見た目もスマートに提供したい大家さんにおすすめです。

メリット

・各部屋にWi-fiルーターを設置するので電波が良く、インターネット接続が安定している。
・コンセントにWi-fiルーターを埋め込むので、見た目がスッキリする
・コンセントにWi-fiルーターを埋め込むので、退去時に持ち帰られる心配がない

デメリット

・各部屋の工事が必要（入居者の同意や日程調整が必要）
・各部屋工事が必要なため、工期がかかる
・工事費用が高い

置き型Wi-fi

アパートに引いたインターネット回線を、各部屋の置き型Wi-fiルーターで飛ばす方法です。

もともとアパートに有線インターネットを引いていれば、入居者に置き型Wi-fiルーターを配布するだけで、工事一切不要でWi-fi環境を整えられます。

戸数分のWi-fiルーター（1個約5,000円前後）を用意する費用は必要ですが、

工事の手間と費用を省きながら、安定したインターネット環境を提供したい大家さんにおすすめです。

メリット

・各部屋の工事が不要なので、手軽にWi-fi環境を整備できる
・各部屋にWi-fiルーターを設置するので電波が良く、インターネット接続が安定している

デメリット

・置き型Wi-fiルーターなので、退去時に持ち帰られる心配がある

アパートに無料Wi-fiを設置する工事費用

アパートの無料Wi-fi設置には、初期費用（工事費用など）と月額費用（保守費用など）がかかります。

初期費用と月額費用を大家さんが負担することで、アパート入居者に無料Wi-fiを提供することができます。

仮に木造2階建・10戸のアパートの場合、設置方法によってかかる費用の目安は以下の通り。

置き型Wi-fiは、基本的に置き型ルーターを購入する初期費用のみです。

共用部設置型Wi-fiと埋め込み型Wi-fiは、設置に工事が必要です。

そのためアパート構造・戸数・業者によって、初期費用・月額費用ともに大きく異なります。

経営するアパートにWi-fiを設置するための正確な費用は、複数のインターネット業者に見積もりをとって把握するのがおすすめです。

アパート無料Wi-fiを設置するおすすめ工事業者3選

アパート向けWi-fiプランを提供しているおすすめインターネット業者をご紹介します。

大家さん向け空室対策として提供している業者も多いので、相談する際も安心です。

バッファロー

Wi-fiルーターの大手メーカー、バッファローのアパート向けWi-fiです。

工事の手間がほとんどなく、費用が安い「共用部設置型タイプ」から、

各部屋工事が不要で費用も抑えながら、インターネット環境も安定させられる「テレビ配線タイプ」など、

Wi-fi機器大手メーカーならではの技術や経験を駆使した、豊富なプランが魅力。

高品質な法人向けのWi-fiルーターを使用していることもポイントです。

初期費用・月額費用はやや高めですが、高品質なWi-fi環境や、大手企業のサポート体制が揃うため安心です。

→　バッファロー　アパートWi-fi

エレコム

インターネット機器の大手メーカー、エレコムのアパート向けWi-fiです。

最適なWi-fiプラン提案のための事前調査、設置工事、運用から保守に至るまでをトータルサポートしてくれるので安心。

またWi-fi環境の構築だけでなく、セキュリティなどにも強い機器にこだわっているのもポイントです。

→　エレコム　アパート・マンション向けWi-fi導入サービス

eブロード

光回線の高速インターネット通信と組み合わせた、埋め込み型Wi-fiプランです。

比較的新しい業者なので、大手メーカーより価格設定が低めなのが魅力です。

→　eブロード光マンションWi-fi

まとめ

アパート経営の安定や空室対策に欠かせないインターネット環境。

中でも「Wi-fi無料」は、今後とりわけ需要が高まると予想される設備です。

すでにアパートにインターネット回線を引いている場合は、わずかな設備投資の追加で、Wi-fi無料の環境を整えることができます。

アパートにインターネット回線をこれから引くというオーナー様は、ぜひこちらの記事もご参考ください。

【関連記事】アパート経営のインターネット導入費用とネット無料を収益化する3つの方法

インターネットやWi-fiは、もはや水道・ガス・電気などに並ぶインフラ設備。

時代に応じた設備を整えて、安定したアパート経営を目指しましょう。