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アパート経営のインターネット導入費用とネット無料を収益化する3つの方法

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2021.04.03
  • 賃貸経営得情報

賃貸アパートを経営するオーナー様の中には、インターネット導入を検討している方も多いのではないでしょうか。

実際、「インターネット無料」は賃貸アパートの入居者に人気です。

賃貸住宅の人気設備ランキング(※)によると、「インターネット無料」は2017年から5年連続で人気1位。

全国賃貸住宅新聞「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」TOP10

アパートへのインターネット導入は、踏み切る価値がありそうですよね。

しかしインターネットを導入する際に気になるのが、費用やアパート経営への効果

そこで、賃貸アパートにインターネットを導入する際の

初期費用や月額費用

回線の種類や工事・工期

について解説します。

さらに、インターネット導入によって

アパート経営の収益を上げる3つの方法

インターネット業者の選び方とおすすめ業者5選

をご紹介します。

アパート経営でインターネット導入を検討しているオーナー様は、ぜひご参考ください。

アパート経営で導入できるインターネット回線とは

アパートに導入できるインターネット回線には、おもに

・有線回線(光ファイバーや有線LANなど)

・無線回線(Wi-fiなど)

の2種類があります。

それぞれ、

・インターネット利用の快適度(電波状況や速度など)

・初期費用や工期

などにメリットとデメリットがあります。

またアパートの建物構造・戸数・所在地によっては、「無線回線」が使えないなどの制限がある場合も。

どちらのインターネット回線をアパートに導入できるかは、業者に問い合わせて事前に調査してもらうのが確実です。

業者との交渉をスムーズにおこなうためにも、アパート経営向けインターネット回線の基本について知っておきましょう。

有線回線

※有線回線のイメージ

アパートの各部屋まで、光ファイバーなどのインターネット回線を直接引く方法です。

各部屋には、コンセントのそばにLANポートと呼ばれる接続口が取り付けられます。

有線回線のメリット

回線が安定していて、インターネットが快適に使える

部屋の広さや建物構造に関係なく利用できる

有線回線のデメリット

各部屋での工事が必要(入居者の同意や工事日程調整が必要)

・無料回線に比べて、インターネット導入費用が2〜3割高い

工期が1〜3ヶ月ほどかかる

・インターネットを使うには、入居者がLANケーブルや無線Wi-fiルーターを別途用意する必要がある

無線回線

※無線回線のイメージ

アパート外壁や共用部まで、インターネット回線を引きます。

各部屋へは、共用部から無線Wi-fiルーターを使って電波を飛ばします。

無線回線のメリット

各部屋での工事が不要

・有線回線に比べて、インターネット導入費用が2〜3割安い

工期が早い(最短1日のことも)

・入居者は、IDやパスワードを入れるだけですぐにインターネットが使える

無線回線のデメリット

回線が不安定で、インターネットが快適に使えない可能性がある(入居者からのクレームにつながる)

・基本的に「木造2階建まで」のアパートしか利用できない

・基本的に「40㎡程度の広さまで」の部屋しか利用できない

アパート経営のインターネット導入費用

経営するアパートにインターネットを導入する場合、おもに

・初期費用(工事費用など)

・月額費用(プロバイダー料や保守費用など)

がかかります。

一例として、

・1棟10戸
・木造2階建
・ワンルーム(家賃5万円)

のアパートで、インターネット導入費用をシミュレーションした結果がこちら。

A社 B社 C社 D社
初期費用 約20万円 約40万円 約4万円 約3万円
月額費用 約3万円 約1万3,000円 約1万円 約1万3,000円
回線 有線 無線 有線 有線

業者によって、初期費用・月額費用ともにかなり差があることがわかります。

アパートのインターネット導入費用は

・アパートの構造、部屋の広さ、戸数(木造かRC造かなど)

・利用するインターネット回線の種類(有線か無線か)

によって変動が激しく、正確な相場がありません。

経営するアパートの正確なインターネット導入費用の相場は、複数のインターネット業者から見積もりをとって把握する必要があります。

「インターネット無料」でアパート経営の収益を上げる3つの方法

経営するアパートにインターネットを導入するなら、入居率や家賃収入がアップするなど、初期費用・月額費用を上回る効果が欲しいところ。

ここからは、「インターネット無料」でアパート経営の収益を上げる3つの方法をご紹介します。

1.インターネット導入費用を家賃に上乗せする

アパート入居者にインターネットを無料で提供するには、

・初期費用(工事費など)

・月額費用(プロバイダー料や保守費用など)

をオーナー様が負担する必要があります。

オーナー様が負担するインターネット導入費用分を家賃に上乗せすれば、コストを回収できます。

例えば10戸のアパートで、初期費用20万円・月額費用1万円のインターネットを導入した場合。

1戸あたりの家賃を3,000円値上げすれば、1年で初期費用と月額費用が回収できます。

収入 支出
インターネット導入の初期費用 20万円
インターネット導入の月額費用×1年分 12万円
家賃値上げ分(3,000円)×10戸×1年分 36万円

初期費用が回収できた後は、むしろ値上げした家賃収入分(3,000円×10戸)が月額費用(1万円)を上回り、収益アップにつながります。

アパート経営向きインターネット回線は大口契約なので、個人で契約するよりも、1戸あたりの月額費用が安くなります。

入居者個人がインターネットを契約すると、月額費用は5,000円前後になる場合がほとんど。

そのため入居者にとっても、個人でインターネット契約をするより、アパート全体のインターネット月額費用が家賃に上乗せされている方が支出は少なくなります

2.インターネット無料で入居率をアップさせる

アパートにインターネットを導入すると、

・入居率アップ

・退去者抑制

の効果があります。

賃貸住宅の人気設備ランキングでは、「インターネット無料」は4年連続で人気1位。

不動産会社のお部屋さがしサイトなどでも、「こだわり検索」の条件として、「インターネット対応」項目が必ずといっていい程あります。

例えば(株)アブレイズ・コーポレーションの物件検索サイトには、約4,000件の物件情報が掲載されていますが、

「インターネット対応」にチェックを入れると、約半数の2,000件ほどに物件が絞られます。

出典:(株)アブレイズ・コーポレーション「物件検索」

インターネットの利用環境にこだわりをもつ入居者へのアピールポイントになるのはもちろん。

競合物件との差別化を図り、退去者を抑制することにもつながります。

3.インターネット導入の費用対効果を見極める

アパート経営のインターネット導入は、費用対効果を慎重に見極める必要があります。

費用対効果を見極めるには、インターネット導入によって入居率がアップするかどうか。

すなわち、「入居者ターゲットがインターネットにこだわりがある層か」を分析することが重要です。

インターネットにこだわりが強いのは「単身者」

全国賃貸住宅新聞の2020年版「この設備がないと入居が決まらない」(=必須設備)ランキングを見てみましょう。

単身者向け】 ファミリー向け】
1位 室内洗濯機置き場 室内洗濯機置き場
2位 TVモニター付きインターフォン 独立洗面台
3位 インターネット無料 追い焚き機能
4位 独立洗面台 TVモニター付きインターフォン
5位 洗浄機能付き便座 洗浄機能付き便座
6位 備え付け照明 インターネット無料
7位 エントランスのオートロック システムキッチン
8位 宅配ボックス ガスコンロ(二口・三口)
9位 ガスコンロ(二口・三口) エントランスのオートロック
10位 浴室換気乾燥機 備え付け照明

また「インターネット無料」の必須順位だけを直近3年分見てみると、

単身者向け ファミリー向け
2018年 5位 8位
2019年 3位 6位
2020年 3位 6位

「インターネット無料」に強いこだわりがあるのは「単身世帯」であることがわかります。

逆に「ファミリー世帯」はインターネットの必須順位は低めで、洗濯・風呂・トイレなどの生活設備の方がこだわりが強いことがわかります。

つまり、入居者ターゲットが1人暮らしの学生・社会人などの場合は、コストをかけてでもインターネットを導入する価値があります。

入居者ターゲットがファミリーの場合は、インターネット無料よりも、水回りのリフォームやリノベーションをした方が入居率アップにつながる可能性があります。

アパートへのインターネット導入は、初期費用だけでなく、月額費用のランニングコストもかかります。

月額費用がアパート経営を圧迫しないよう、入居者ターゲットからインターネット導入の必要性を見極めることが重要です。

アパート経営におすすめのインターネット導入業者5選

アパートへのインターネット導入は、業者に依頼する必要があります。

業者によって、インターネット導入の初期費用・月額費用・回線プランなども様々。

またインターネットは導入後、水道・ガス・電気などと同様、長期的に利用するインフラ設備です。

そのため、依頼するインターネット業者は

・長期的な事業継続が可能な業者か

・サポート体制が整っているか

をポイントに選ぶことが重要です。

NTT

プラン名 フレッツ 光ネクスト マンション全戸加入プラン
回線 有線
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
サポート体制 365日24時間
オプション ネットワーク防犯カメラなどのホームセキュリティ
その他 ・入居がつくまで月額費用無料
・導入後3ヵ月以内に入居がつかず解約の場合は、初期費用全額返金など、リスクの少ないプランが魅力

NTTは言わずと知れたインターネット通信大手。

長期的なインターネット業者として、安心感は抜群です。

回線も他業者に比べて安定していて、通信速度が速いのがポイント。

また「ノーリスク」として、入居がつくまで月額費用無料・初期費用全額返金保証などのサービスがあるのも安心です。

ただし初期費用・月額費用ともに高めの傾向があります。

アパート所在地によって、NTT東日本・西日本など管轄が違うので注意してください。

→ NTT東日本 フレッツ光ネクスト マンション全戸加入プランはこちら

バッファロー

プラン名 アパートWi-fi
回線 有線・無線どちらもあり
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
サポート体制 365日9:00~21:00
オプション 防犯カメラや宅配ボックス
その他 テレビや電話などの既存配線を利用した、費用対効果に工夫のあるプランが魅力

バッファローは、無線Wi-fiルーターなどの大手メーカー。

長期的なインターネット業者として安心感があります。

利用できる建物構造や部屋の広さには制限がありますが、費用が安く工期も早い共用部設置型の「無線回線」プランを提供しています。

また既存のテレビ配線を利用したプランでは、各部屋工事が不要で費用もおさえながら、快適なインターネット環境を整えることもできます。

インターネット周辺機器メーカーの知識や経験が活かされた、費用対効果に工夫をこらしたプランが魅力です。

→ バッファロー アパートWi-fiはこちら

アイコネクト

プラン名 アイネット
回線 有線
初期費用 無料
月額費用 5,800円~
サポート体制 365日24時間
オプション ネットワークカメラ・埋込型無線WiFi・漫画雑誌読み放題サービス・宅配ボックスなど
その他

アイコネクトは2010年創業の、比較的新しいインターネット業者。

中小企業ながら全国展開しており、NTT東日本の代理店でもあるため安心感があります。

とにかく費用の安さが魅力で、キャンペーンなども充実

インターネット導入費用を安く抑えたいアパートオーナー様におすすめです。

→ アイネットはこちら

まとめ

アパート経営のインターネット導入についてご紹介しました。

正確な初期費用・月額費用はアパートによって異なるため、複数のインターネット業者から見積もりを取るのがおすすめです。

インターネットは長期的なインフラ設備なので、業者を選ぶ際は

・長期的に事業が安定しているか

・サポート体制が万全か

といった点を重視してください。

またインターネット導入でアパート経営の収益を上げるためには、本当に入居率がアップするかを見極める必要があります。

経営するアパートの入居者ターゲットが、学生・社会人などの「単身者」の場合は、インターネット導入の効果が期待できます。

また最近では、「インターネット無料」だけではなく、「Wi-fi無料」の方が人気という傾向も。

アパート経営のインターネット導入は費用対効果を見極め、ぜひ効率的に入居率をアップさせましょう。

インターネット導入をはじめとする空室解消のご相談・賃貸管理なら、(株)アブレイズパートナーズにおまかせください。


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