賃貸管理は自主管理が得?管理会社に委託するべき?
blog02
- 賃貸経営得情報
東京で賃貸管理業をおこなう(株)アブレイズパートナーズです。
賃貸管理を行うには
・オーナー様個人で行う(自主管理)
・貸管理会社に委託する(管理委託)
という2つの方法があります。
「自主管理」は、管理会社に委託するコストがかかりません。
「管理委託」にすれば、賃貸管理にかかる手間や時間を省けます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、オーナー様ご自身の賃貸経営スタイルに合った選択をすることが大切です。
そこで、賃貸管理を
■自主管理する場合
■管理委託する場合
のメリット・デメリット、ポイントを解説しました。
「現状の管理会社や、賃貸管理状況が不満…」
「賃貸管理を自分でしようか迷っている…」
そんな賃貸経営オーナー様は、必見です。
賃貸管理を自主管理する場合のメリット・デメリット
賃貸管理をオーナー様ご自身でおこなうと、以下のようなメリットがあります。
○賃貸管理料のコストを削減できる
○賃貸経営の自由度が高い
○オーナー様ご自身の知識や経験が広がる
自主管理をすれば、賃貸管理会社に支払う手数料コストは発生しません。
また賃貸管理のすべてをオーナー様が担うことで、知識や経験が蓄積することにもつながります。
一方、自主管理にはデメリットもあります。
×苦情対応や家賃督促など、リスクの高い業務が多い
×24時間365日、急な対応に迫られる可能性がある
賃貸管理業務の8~9割は、入退去等に伴う契約手続きや、苦情対応・家賃督促と言われています。
また入居者から「お湯が出なくなった」「ガス漏れしている」などの連絡が入れば、昼夜を問わず緊急対応を迫られる場面もあります。
オーナー様個人で担うには、リスクも負担も高い業務も多いのが事実です。
また賃貸管理には、収支管理・契約手続など専門的知識を必要とする業務が多いです。
そのため賃貸管理をオーナー様個人で行う場合は、
・賃貸管理を効率的に行うため、賃貸管理ソフトやシステムを使う
・専門知識をつけるため、賃貸管理士の資格試験を受ける
といった対応がおすすめです。
賃貸管理ソフトやシステムを利用する
賃貸管理を自主管理するなら、賃貸管理専用のソフトやシステムを利用するのがおすすめです。
賃貸管理ソフトを使えば、賃貸経営ならではの収支管理・物件管理やクレーム対応の記録などが効果的におこなえます。
最近は、個人オーナー様向けの賃貸管理ソフトやシステムが充実しています。
価格相場は賃貸管理ソフトやシステムによって様々ですが、賃貸管理会社向けの大規模システムであれば
・導入費用…50万円前後
・継続費用…2〜5万円前後/月
個人オーナー様向けの小規模システムであれば
・導入費用…無料~5万円前後
・継続費用…無料〜5,000円前後/月
といった商品が一般的です。
賃貸管理ソフトやシステムには、ランニングコストがかかります。
選ぶ際は、資料請求や無料お試し期間などを活用して、機能と費用について十分吟味することが必要です。
ここからは、自主管理オーナー様向けのおすすめ賃貸管理ソフトをご紹介します。
ReDocs(リドックス)
■初期費用:49,800円
■月額費用:2,980円~
リドックスは、物件情報・入居者情報・家賃入金状況などを一元管理できるクラウド型の賃貸管理ソフトです。
月次報告書や入居者との契約書まで作成できるので、一通りの賃貸管理業務がこなせます。
賃貸管理会社でも十分導入できる高機能を備えながら、個人オーナー様が使用するにも手頃な価格が魅力です。
また使いやすく操作が簡単で、パソコンが苦手なオーナー様にも好評です。
30日間無料で試せるトライアルプランもあります。
高機能で操作簡単な賃貸管理ソフトを、手頃なコストで使いたいオーナー様におすすめです。
→ ReDocsについて詳しくはこちら
大家CLOUD
■初期費用:無料
■月額費用:無料~3,980円
大家CLOUD(クラウド)は、家賃管理や物件・入居者管理はもちろん。
物件の募集図面作成から仲介業者へのPR配信までできる、高機能クラウド型賃貸管理ソフトです。
管理戸数100戸まで、すべての機能が使える「賃貸管理プラン100」で月額費用は3,980円とお手頃。
有料オプションを使えば、エリアの適正家賃相場や周辺情報など、賃貸経営に有効なデータも受け取ることができます。
手頃な価格で、賃貸管理から募集業務まで幅広く自主管理したいオーナー様におすすめです 。
→ 大家CLOUDについて詳しくはこちら
賃貸管理士の資格取得で知識を得る
オーナー様個人で賃貸管理を行う場合は、賃貸管理士(正式名称「賃貸不動産経営管理士」)の資格試験を受けるのもおすすめです。
「賃貸不動産経営管理士」は2007年に創設された民間資格で、文字通り、賃貸管理に関する専門資格です。
実は賃貸管理士の資格を持っていなくても、個人のオーナー様であれば賃貸管理を行うことはできます。(※)
(※2021年12月より、管理物件200戸以上の事業者には「一定講習を受けた賃貸経営不動産管理士」または「宅建士」の設置が必要になります。 国土交通省「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(賃貸住宅管理適正化法)2020年6月可決成立より)
しかし自主管理のオーナー様が賃貸管理士の資格を取得することで、
・賃貸経営に必要な知識(建物管理・空室対策・節税対策)が学べる
・自主管理の知識や技能がレベルアップすることで、賃貸経営の安定化が期待できる
・土地建物の活用や不動産投資などに、幅広い知識が広がる
といったメリットがあります。
賃貸管理士資格について、更に詳しくはこちら↓
【関連記事】賃貸管理士の試験難易度や合格点は?国家資格化の予定も
管理委託する場合のメリット・デメリット
賃貸管理会社に委託すると、以下のようなメリットがあります。
○契約手続きなど、専門的知識が必要な業務を代行してもらえる
○苦情等のトラブルに対応してもらえる
○賃貸経営のビジネスパートナーになる
一方デメリットは
×賃貸管理手数料のコストがかかる
実際、賃貸管理は管理会社に委託されるオーナー様が多いです。
オーナー様個人でも自主管理はできますが、不動産関係の法律について、専門的かつ最新の知識を常に得ておく必要があります。
オーナー様自ら「賃貸管理士」「宅建士」などの資格勉強で知識を蓄える方法もありますが、賃貸経営は副業として行うオーナー様も多いです。
会社勤めや自営業など本業の傍ら、賃貸経営にそこまで時間を割けないというオーナー様は、管理委託がおすすめです。
専門的な業務を代行
賃貸管理会社は、契約締結・建物管理など、不動産の専門的知識が必要な業務を代行します。
不動産関係の法律やガイドラインは新規策定されたり、変更されることもあります。
入居者に説明すべき重要事項の項目が追加されたり、退去後の原状回復の責任所在など、法律や過去の判例に照らして判断すべき難解なトラブルも起きやすいです。
建物修繕を業者に依頼する場合も、個人経由だと、事業者経由に比べて費用が高くなることもあります。
賃貸管理会社に委託すれば、
・契約手続き
・原状回復や大規模修繕など、建物管理の業者連携
・入居者の滞納賃料の督促
といった専門的かつ煩わしい業務に、幅広い知識とノウハウを持って対応してもらえるため安心です。
苦情等のトラブルに対応
賃貸管理には「入居者や近隣住民からの苦情対応」など、オーナー様個人で対応するにはリスクの高い業務が多いのが現状です。
実は賃貸管理の仕事内容の8〜9割が、
・入居者や近隣からの苦情対応
・契約更新の手続き
・解約に伴う敷金返還および部屋の原状回復
というデータがあります。
(国土交通省2019年7月「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」より)
不動産関係の苦情やトラブルは、裁判沙汰になることも珍しくありません。
賃貸管理会社に委託すれば、苦情やトラブルにも対応してもらえるので安心です。
賃貸経営のビジネスパートナーになる
賃貸管理会社は、不動産売買や賃貸経営に関して、知識と実務に基づく経験が豊富です。
またオーナー様向けに、様々な賃貸経営サービスが充実しています。
・空室対策の提案(設備投資や家賃減額の提案など)
・空室が出た場合の家賃保証
・優良な入居者を選ぶ信用審査
など、賃貸経営の安定に寄与してくれます。
賃貸管理は「自主管理」と「管理委託」どちらがおすすめ?
結論から言うと、
・賃貸管理業務に伴って、オーナー様個人に発生するリスク
・コスト
といった面から見て、賃貸管理は「管理会社に委託する」方がおすすめです。
賃貸管理はオーナー様個人の負担もリスクも高い業務
契約手続き・苦情対応などは、オーナー様個人の負担もリスクも高い業務。
組織力や、専門的なノウハウがある管理会社に任せる方が安心です。
たとえば弊社(株)アブレイズパートナーズでは、 オーナー様物件にかかわる苦情応対・生活アドバイス・緊急出動手配に、24時間365日対応のサポート体制を組んでいます。
万が一のトラブル発生時にも、オーナー様ご自身の負担が少なく安心です。
自主管理も意外にコストがかかる
またコスト面でも、自主管理を適切におこなうには賃貸管理システムの導入などに意外にコストがかかります。
管理委託は手数料コストがネックですが、中には手数料設定が安い会社もあります。
たとえば弊社(株)アブレイズパートナーズは、「手数料無料」のシステムをとっています。
手数料が安い賃貸管理会社を選べば、管理委託のコストは削減できます。
→ (株)アブレイズパートナーズの手数料無料について詳しくはこちら
管理委託をするなら、管理会社選びが重要ポイント
賃貸管理会社によっては、
・家賃回収は自分でするので、滞納者の督促だけ委託したい
・原状回復やリフォーム業者は、好みの業者を指定したい
・入居者募集だけ委託したい
など、管理委託する内容を一部だけ選ぶことができる場合もあります。
ご自身の賃貸経営スタイルに合わせて、自主管理する業務・管理委託する業務を使い分けるのもポイントです。
また管理委託をする場合は、
・入居者募集などを含む賃貸管理業に強い
・手数料が安い
・空室対策などの提案力がある
といった、ビジネスパートナーにふさわしい賃貸管理会社を選ぶことが重要です。
賃貸管理会社の選び方はこちら↓
【関連記事】客付けに強い賃貸管理会社を選ぶ3つのポイント
まとめ
賃貸管理は、賃貸経営の成功を握るカギです。
自主管理をするなら、賃貸管理ソフトやシステムを使い、効率的に。
さらに賃貸管理士の資格取得などで、専門的知識を身に付けることがポイントです。
管理委託にするなら、ビジネスパートナーにふさわしい管理会社を選ぶことが、安定した賃貸経営のコツです。
ぜひオーナー様ご自身のスタイルに合った適切な賃貸管理を行い、賃貸経営を成功に導いてください。
▼賃貸管理なら、(株)アブレイズパートナーズにおまかせ