関東の戸建・マンションで急増! シロアリ被害トラブル事例と完全対策ガイド【保存版】
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- 賃貸管理トラブル事例
「うちは鉄筋コンクリート造だから」「新築だからまだ安心」──そんな油断が命取りになるのがシロアリ被害です。近年、関東地方では木造戸建住宅に限らず、RCマンションの室内造作・共用部・屋上緑化デッキでも食害が報告されています。しかも拡大の主犯は、従来の薬剤が効きにくい外来種アメリカカンザイシロアリ。本記事では、関東エリアで実際に起きたトラブル事例を4件紹介しながら、発見方法・修繕費用・保険適用の可否・業者選び・再発防止策までを約6,000文字で徹底解説します。読み終えた瞬間からすぐできるセルフチェックリストも用意しましたので、大切なマイホームを守るための永久保存版としてご活用ください。
▼本記事の目次
- 関東で急増中!4つの実例で学ぶシロアリトラブル
- 外来種アメリカカンザイシロアリの脅威
- 被害を見抜く10のサイン&セルフチェック法
- 専門家点検の流れと費用相場
- 火災保険・地震保険は使える?補償の落とし穴
- 駆除・修繕リアルコスト早見表
- よくある質問Q&A
- 再発防止5か条
- まとめ —— 早期発見・早期対応で資産を守る
1.関東で急増中!4つの実例で学ぶシロアリトラブル
Case 1|東京都江戸川区・築18年木造戸建
6月初旬、リビングの掃き出し窓付近で大量の羽アリを発見。自治体の紹介で専門業者が点検した結果、アメリカカンザイシロアリが外壁通気層から侵入し、1階間柱と根太を点々と食害していた。駆除費用25万円+被害材交換18万円。売却を検討していたオーナーは「シロアリ履歴」を開示する義務が生じ、価値下落に直面した。
Case 2|神奈川県横浜市・海沿いRCマンション
築22年の分譲マンションで、屋上ウッドデッキを改修中にシロアリ被害が発覚。RC造でも、屋上・バルコニーの木質部材は絶好のターゲット。管理組合は緊急理事会を開催し、共用部工事として600万円の長期修繕積立金を取り崩す決定をした。区分所有者から「個人負担か共用負担か」で紛争が起こり、弁護士同席の臨時総会でようやく決着した。
Case 3|千葉県市川市・築13年在来軸組戸建
床下点検口がなく、引渡し後一度も点検歴がなかった住宅。8月、浴室のドア枠がグラつき始め調査したところ、イエシロアリによる蟻道が基礎立ち上がりにびっしり。浴室の土台全交換+駆除総額93万円。火災保険は適用外となり全額自己資金となった。
Case 4|埼玉県さいたま市・シェアハウス
償却を終えた築30年木造をDIY改装したシェアハウス。入居者が「天井から粉が降る」と通報。業者が開口すると、天井裏全面が空洞で石膏ボードごと落下寸前。入居者を一時避難させ、全棟薬剤燻蒸+小屋組交換で680万円。オーナーは収益ゼロ期間が3か月発生し、キャッシュフローが悪化した。
▶️ これらの事例に共通する教訓は「気付くのが遅いほど修繕コストが指数関数的に跳ね上がる」という点です。
2.外来種アメリカカンザイシロアリの脅威
アメリカカンザイシロアリは乾いた木材でも生存できるため、屋根裏の野地板や窓枠、家具内部などあらゆる場所に潜伏します。さらに:
- 蟻道や土粒がない ⇒ 従来の目視チェックが効きにくい
- コロニーが分散 ⇒ 巣1か所を駆除しても再発しやすい
- 木材内に乾いた排泄物 ⇒ 掃除機で吸うと証拠隠滅→発見遅延
近隣で発生すると、羽アリ飛翔距離は数十メートルでも、引越し時に家具に潜んで拡散するため、市街地では「人が運ぶ害虫」とも呼ばれます。
3.被害を見抜く10のサイン&セルフチェック法
毎年4〜7月の湿度が高い時期は特に警戒期間。以下のチェックリストを定期的に実践してください。
- 室内で羽アリを目撃(カーテン付近・照明付近)
- 窓枠や巾木に1mm前後の木粉が溜まる
- 床下・基礎に筋状の土(蟻道)
- 木部を叩くとポコポコ空洞音
- 最近床がギシギシ・沈む
- ドアやサッシが急に閉まりにくい
- 雨漏りがないのに天井シミが拡大
- 庭の枕木やウッドデッキが簡単に崩れる
- 畳の下に湿った土の塊
- ペットが一点をしきりに嗅ぐ・齧る
1つでも当てはまったら専門業者の無料診断を。証拠(羽・木粉)は掃除せず写真に残すと判定精度が上がります。
4.専門家点検の流れと費用相場
■ 点検から報告書までのステップ
- 現地調査予約(電話orWEB)
- 床下・天井裏の目視+打診検査/30〜60分
- 内視鏡・含水率計で詳細測定
- 報告書+写真+見積書提出(即日〜3日)
- 工事日程決定→契約
■ 調査・工事の相場感
項目 | 相場(30坪想定) |
---|---|
無料床下診断 | 0円 |
詳細報告書(シロアリ検査士) | 1〜3万円 ※無料の場合も |
薬剤バリア工法 | 12〜25万円 |
ベイト工法(1年管理) | 18〜35万円 |
被害材交換・補強 | 30〜150万円 |
業者は日本しろあり対策協会加盟+5年保証の有無を必ず確認しましょう。見積書では「薬剤名・濃度・施工面積・保証範囲」を明示してもらうのがトラブル防止のコツです。
5.火災保険・地震保険は使える?補償の落とし穴
原則NG:シロアリ被害は長期進行型の「虫害」であり、多くの保険約款で免責事項に該当します。
例外:台風・地震・漏水事故など突発的災害が直接の原因でシロアリが誘発され、その因果関係を専門書類で証明できる場合は保険適用の可能性あり。ただし認定ハードルは高く、保険金請求を持ち掛ける悪質リフォーム業者も存在します。
対策:保険の話が出たら必ずまずは契約中の保険会社か保険代理店に直接相談。口頭で「OK」と言われても書面確認が鉄則です。
6.駆除・修繕リアルコスト早見表
被害レベル | 主な作業 | 費用帯 | 工期 |
---|---|---|---|
軽度(早期発見) | 床下薬剤処理+予防散布 | 10〜15万円 | 半日 |
中度(局所被害) | 薬剤+ベイト併用/被害材局所交換 | 25〜60万円 | 1〜3日 |
重度(構造材欠損) | 屋内解体・柱土台総交換 | 100〜300万円 | 1〜2週間 |
最重度(全体危険) | 家屋全体燻蒸+大規模改修 | 500万円〜 | 1か月〜 |
ポイント:5年おきの再処理が推奨されるため、10〜20年サイクルで考えると定期メンテのほうが結果的に安価です。
7.よくある質問Q&A
- Q1.DIYの市販薬剤だけで駆除できますか?
- A.局所的な予防には有効ですが、巣を根絶できないため再発リスクが残ります。専門家による木材注入やベイト工法と併用するのがベスト。
- Q2.床下点検口がない場合はどうする?
- A.和室畳の下やユニットバス点検口から潜入、あるいは外周から土台横に小さな開口を設ける方法があります。点検口新設は3〜5万円程度。
- Q3.ペットや赤ちゃんへの薬剤影響は?
- A.日本しろあり対策協会推奨の薬剤は安全基準を満たしていますが、施工後数時間は換気を十分行いましょう。ベイト工法なら屋外設置で室内散布ゼロも可能。
- Q4.賃貸物件でシロアリが出たら誰が負担?
- A.通常はオーナー負担(貸主の修繕義務)。ただし入居者の故意・過失による湿気放置等が原因なら入居者負担もあり得ます。賃貸契約書の特約を確認してください。
8.再発防止5か条
- 5年ごとの定期点検を習慣化。
- 雨漏り・結露を放置せず木材含水率を上げない。
- 庭木やウッドデッキは防腐・防蟻塗料を1〜2年ごとに塗布。
- 段ボールや新聞を床下・押入れに溜め込まない(餌と巣材になる)。
- 引越し・家具購入時は羽アリ有無をチェックして搬入。
9.まとめ —— 早期発見・早期対応で資産を守る
シロアリ被害は音もなく進行する“住宅のガン”です。しかし、①兆候の早期発見、②信頼できる業者選び、③定期メンテを徹底すれば被害は最小限に抑えられます。特に外来種アメリカカンザイシロアリは局所駆除が難しいため、疑わしきは即プロ相談が鉄則。
最後にチェック!
✔️ 羽アリや木粉を見かけた → 今すぐ写真を撮り業者へ
✔️ 保険を当てにせず、修繕資金をライフプランに組み込む
✔️ 5年保証+3社相見積もりで後悔ゼロ
今日の小さな点検が、明日の数百万円の出費を防ぎます。大切な資産と家族の安全を守るため、ぜひ本記事をブックマークし、定期的に見返してください。
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