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湿気の放置が賃貸経営にもたらす影響とは?おすすめ対策3選

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2023.04.28
  • 賃貸経営得情報

東京で賃貸管理業をおこなう(株)アブレイズパートナーズです。

賃貸経営をしていて、湿気によるトラブルはありませんか。

「湿気が原因で壁紙が剥がれた」

「湿気によりカビが発生して原状回復しなければならない」

「空室の湿気対策に手間がかかっている」

雨が多い梅雨の時期などは苦労することが多いですよね。

湿気は空気が循環しない場所に多く発生するため、賃貸住宅の空室が長期化するとカビや害虫を呼び寄せることにもつながるんです。

 

そこで、賃貸住宅の湿気によるトラブルにお悩みのオーナー様向けに

賃貸住宅の湿気の原因とは?

湿気が多い賃貸住宅の特徴

賃貸住宅でおすすめの3つの湿気対策

家賃滞納者から湿気が原因で賃貸住宅の修繕を要望された場合の対応

などをご説明します。

 

賃貸住宅で湿気が原因で発生したカビなどを放置すると、健康被害のリスクが高まるほか新たな入居者が見つかりにくいです。

賃貸住宅の湿気トラブルなどにお困りのオーナー様は、ぜひ最後までご覧いただき適切な湿気対策を実践してください。

 

賃貸住宅の湿気の原因とは?

賃貸住宅では湿気が原因となるトラブルが多くあります。

賃貸住宅に湿気が多く発生する原因として、

・空気が循環していない

・日光が当たらない

・外気との温度差で生じる結露

・風呂場などの水回りの水分

などがあります。

賃貸物件の中でも集合住宅は、隣の部屋と接しているため窓が少なく、空気が循環しにくいことから湿気がたまりやすいです。

また空室が長期化すると、部屋の中の空気が循環しないことから定期的な換気や清掃など、賃貸管理業務の手間が増える傾向にあります。

 

賃貸住宅の湿気によりカビが発生する

カビが発生しやすい賃貸住宅では、入居者の生活満足度が下がるほかに、健康被害のリスクもあるんです。

カビを放置すると賃貸住宅内の空気が汚れるため、アレルギー疾患や感染症の原因になります。

また、湿気が発生したまま放置していると

・体温が調整しにくくなり、熱中症になりやすい

・ダニやムカデなどの害虫が発生しやすい

などが原因のトラブルを招く恐れがあります。

参考:厚生労働省 健康な日常生活を送るために

 

湿気が多い賃貸住宅の特徴

湿気がたまりやすい賃貸住宅の特徴として、

・構造がコンクリート造

・日当たりが悪い

・窓が少ない

・近くに小川などが流れている

などがあります。

コンクリート造の賃貸住宅は、機密性や防音性が高くオシャレな印象から人気の物件ですが、湿気がたまりやすい傾向があるんです。

また、近くに小川などが流れている賃貸住宅では、小川からの水分が風などで運ばれてくるため湿気が多くなります。

 

賃貸住宅の1階は湿気が多い?

賃貸住宅では、2階以上より1階の部屋の方が湿気が多くなりがちです。

湿気が多くなる理由としては、

・雨などにより濡れた地面からの影響を受けやすい

・防犯意識のため窓を閉めっぱなしにしがち

などがあります。

賃貸住宅の1階部分は、2階以上の部屋より家賃が低くなりやすいメリットもありますが、湿気対策が必要です。

 

湿気がたまりやすい場所

賃貸住宅の湿気がたまりやすい場所として、

・押し入れやクローゼット

・万年床

・風通しの悪い場所

・北向きの部屋

・風呂場や台所などの水回り

などがあります。

 

湿気は空気の逃げ場がない場所にたまりやすいため、密閉されている空間にはカビも発生しやすいです。

また人間が寝ているときは、コップ1杯分の約350mlの汗をかくと言われています。

万年床の場合には、布団の下などにも湿気がたまりやすいため、

・布団を定期的に干す

・すのこなどを活用し、床から距離を保つ

などの対策が必要です。

 

賃貸住宅でおすすめの3つの湿気対策

賃貸住宅での湿気によるトラブルは、健康被害のリスクもあることからきちんとした対策が必要です。

ここでは、賃貸住宅でおすすめの湿気対策として、

1.定期的な換気と清掃

2.賃貸住宅の設備としてエアコンや除湿機を導入する

3.間取り変更を含めたリノベーション

などがありますので、ご紹介します。

 

1.定期的な換気と清掃

賃貸住宅で空室が長期間化すると、室内の空気が循環せずに湿気がたまりやすくなります。

湿気により1度カビが発生してしまうと、除去しない限り自然には消えません。

賃貸住宅の空室を短期間で解消することが1番ですが、空室が続く場合には定期的に換気と清掃を行いましょう。

賃貸住宅を清潔な状態に保てれば、入居希望者が見学をした際にも好印象で入居につながりやすいです。

 

2.賃貸住宅の設備として除湿機を導入する

賃貸住宅の設備として、標準装備となってきているエアコン。

除湿機能も搭載されており利便性も高いですが、押し入れや台所など局所的に除湿を行いたい場合には除湿機が有効です。

除湿機は簡単に持ち運びできることから、湿気がたまりやすい賃貸住宅ではおすすめの対策といえます。

 

3.間取り変更を含めたリノベーション

賃貸住宅の間取りや構造の影響により、

・空気が循環しにくい

・窓が少ない

・日当たりが悪い

などの場合には、リノベーションが有効です。

とくに古い賃貸住宅を所有されているオーナー様で建て替えなどを検討している場合には、リノベーションの検討をおすすめします。

賃貸住宅のリノベーションのメリットして、

・空室解消につながる

・改修の自由度が高い

・賃貸住宅の付加価値が高まる

などがあります。

賃貸住宅のリノベーションは、新築より工事費用や税金を抑えられるため湿気にお悩みのオーナー様はぜひ検討してみてください。

築古の賃貸物件はリノベーションがおすすめ!費用対効果が高い理由を解説

 

入居者の過ごし方が賃貸住宅の湿気の原因になる?

賃貸住宅の入居者の過ごし方で、

・換気をしない

・カーテンは閉めたまま

・ファンヒーターや石油ストーブを使用している

などが原因により、湿気がたまりやすくなるケースもあります。

太陽光には乾燥と殺菌の効果があるため、

・湿度が下がる

・防カビ効果

などが期待できます。

またファンヒーターや石油ストーブを使用する際には、水蒸気が多く出るため湿気がたまりやすくカビの原因にもなります。

賃貸住宅の入居者に対しては、入居前にきちんと説明をして湿気トラブルを防止しましょう。

 

湿気が原因で賃貸住宅の修繕を要望された場合の対応

賃貸住宅では湿気が原因で「壁紙が剥がれた」などのトラブルもあります。

もし入居者から修繕を要望された場合には、どのように対応するべきでしょうか。

結論をお伝えすると湿気の原因が

・賃貸住宅の構造や間取り

・入居者の過ごし方

によって対応が変わります。

賃貸住宅の構造・間取りが原因の場合

湿気の原因が賃貸住宅にある場合には、入居者からの要望に対応する必要があります。

それがたとえ、家賃滞納者からの要望であっても対応しなければなりません。

家賃滞納とオーナー様の修繕義務は別の話です。

入居者の故意・過失が原因の場合

入居者の故意・過失など、通常の使用を超えるような損耗は、入居者が費用を負担すべきとされています。

修繕の必要性や原因などを確認し、対応可否を見極めましょう。

参考:国土交通省 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

賃貸オーナーが知っておきたい原状回復のガイドラインや費用負担ルール

まとめ

賃貸住宅では湿気が発生したまま放置すると、

・カビの原因になる

・入居者の健康被害のリスクが高まる

・新たな入居者が見つかりにくい

などの問題点が多くなります。

とくに湿気が原因で発生するカビは、高温・多湿・空気が循環しにくい場所を好む傾向があります。

1度発生したカビは、自然に消えることはないため、未然防止や湿気対策が重要です。

賃貸住宅の空室が長期化すると、空気が循環しないため湿気もたまりやすくなります。

空室の換気や清掃には、多くの手間と時間が必要になるため、早期の空室解消が湿気対策にも有効といえます。

 

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