賃貸物件のフリーレントは空室対策に効果的?メリットやデメリットも解説
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- 賃貸経営得情報
東京で賃貸管理業をおこなう(株)アブレイズパートナーズです。
不動産業界で繁忙期ともいわれる1月から3月。
「賃貸物件の問い合わせは増えるが、空室が解消されない」
など、賃貸物件の空室解消にお悩みはありませんか。
賃貸物件のフリーレントは、空室対策として非常に有効です。
賃貸物件のフリーレントを活用することで、
・家賃の値下げをせずに空室解消が期待できる
・入居者も初期費用が抑えられる
など、メリットが多くあります。
そこで、賃貸物件の空室にお悩みでフリーレントの活用を検討しているオーナー様向けに
■フリーレントとは?
■フリーレントのメリット・デメリット
■フリーレントを設定するおすすめの時期
■フリーレントを設定する際には違約金を設定できる
■フリーレントを交渉された場合の対応
などをご紹介します。
賃貸物件のフリーレントを効率的に活用することで、安定した賃貸経営につながります。
ぜひ最後までご覧いただき、空室解消の参考にしてください。
賃貸物件のフリーレントとは?
フリーレントとは、一定期間家賃が無料になる契約のことです。
無料になる期間は賃貸物件によりさまざまですが、0.5~3か月間家賃が無料になる場合もあります。
築古物件の場合には、フリーレント期間が長く設定されているケースもあるんです。
入居者にとって賃貸物件の契約は、敷金・礼金や家具の購入費など、初期費用が嵩むので家賃が数か月間無料になるのはうれしいですよね。
賃貸物件のフリーレントを活用するメリットは、入居者のみでなくオーナー様にもあります。
フリーレントのメリット
賃貸物件のフリーレントのメリットとして、
・初期費用を抑えられるため空室を解消しやすい
・家賃の値下げが不要
・契約解除につながりにくい
などがありますので、順番に解説していきます。
空室を解消しやすい
入居者が賃貸物件を契約する際には、
・敷金や礼金
・仲介手数料
・引っ越しに伴う家具購入
・以前の住まいとの家賃二重払い
など、多くの出費が重なります。
賃貸物件を契約後、一定期間の家賃が無料になれば初期費用を抑えられるため、空室解消につながりやすいです。
家賃の値下げが不要
空室を解消するための家賃の値下げは、できるだけ実施したくないのがオーナー様の本音ですよね。
フリーレントを活用することで、家賃の値下げをせずに空室の解消につながります。
フリーレントは入居者に長期的に入居してもらうことを前提としているため、安定した家賃収入が見込めます。
契約解除につながりにくい
フリーレントを設定することで、入居者の契約解除が起こりにくいのがメリットです。
入居者にとっては、契約後の一定期間、家賃がかからないので
・退去前の家と、家賃を二重に支払う必要がない
・初期費用が抑えられる
など、入居に対するハードルが下がります。
その結果、
「退去前の家賃支払いと重ならないように、契約日を先延ばしにしたい」
「契約していたけれど、やっぱりやめた」
といった契約解除を防ぐことができます。
フリーレントのデメリット
賃貸物件のフリーレントのデメリットとして、共益費や駐車場使用料は発生するためトラブルになりやすい点があります。
家賃が一定期間無料になるメリットがあるフリーレントですが、共益費や駐車場利用料も無料になると認識している入居者もいます。
入居前の賃貸契約内容を説明する際には、フリーレントの条件や内容などをわかりやすく説明しましょう。
賃貸物件のフリーレントはいつから設定する?
賃貸物件のフリーレントを設定する期間は、多くの場合賃貸契約日から一定期間となります。
賃貸物件によっては、賃貸契約日の1か月後からフリーレント期間を設定する賃貸物件もあります。
賃貸物件のフリーレント期間の設定には、決まりがないのでオーナー様と入居者とで調整が可能です。
賃貸物件のフリーレントを設定するおすすめの時期
賃貸物件のフリーレントを設定する期間としては、11月や12月から設定することがおすすめです。
1月から3月の期間は、
・進学
・転勤
・転職
など、賃貸物件を探す人が増えるため、1年間の中でもっとも空室解消が見込める期間です。
賃貸物件のフリーレントを11月や12月からの期間に設定することで、早期の空室解消に期待できるんです。
昨今の大学や専門学校への進学は推薦入学での進学率が上がっているため、賃貸物件を探す時期が早まっています。
大学などへの推薦入学の場合には、12月には試験合否が把握できるため早めに賃貸物件を探す人が増えています。
11月や12月からフリーレントを設定することで、入居希望者にも多くのメリットが感じられるため、早期の空室解消が可能です。
賃貸物件のフリーレントでは違約金を設定できる
フリーレントを設定する賃貸物件の場合には、契約期間の途中で解約する際に違約金を請求できます。
違約金の相場としては、フリーレントとして設定した金額が一般的です。
入居希望者やオーナー様の双方にメリットが多いフリーレントですが、短期間の退去が重なると安定した賃貸経営が行えません。
入居審査時に賃貸契約の期間などをしっかりと確認しましょう。
賃貸物件の入居希望者にフリーレントを交渉された場合の対応
入居希望者にフリーレントを交渉された場合には、該当する賃貸物件が
・直近半年から1年間空室が続いているか
・今後の改修予定
などの確認が必要ですので、順番に解説していきます。
直近半年から1年間空室が続いているか
長期間空室が続いている場合には、
・立地
・設備
・間取り
・家賃
などが現在の需要に対応しきれていないため、人気が低い賃貸物件といえるでしょう。
今後空室が続くことが予想できる場合には、フリーレントの交渉に応じることも必要です。
賃貸物件の空室が続くと
・室内が傷む
・空室管理に手間と費用が発生する
・安定した家賃収入が得られない
などのデメリットが多いため、早期の空室対策が必要になります。
フリーレントを活用することで、契約日から一定期間は家賃収入が見込めませんが、長期的に家賃収入が期待できるため空室対策に有効です。
今後の改修予定
賃貸物件を改修することで、
・資産価値が向上する
・設備などを更新できる
・内装がきれいになる
などの理由から人気が高まることが期待できます。
フリーレントを設定せずに空室解消が見込めるため、改修予定はしっかりと押さえておきましょう。
まとめ
賃貸物件のフリーレント設定は、有効な空室対策といえるでしょう。
賃貸契約後の一定期間は家賃収入が減少しますが、長期の契約が条件となるフリーレントは賃貸経営においても多くのメリットがあります。
安定した家賃収入を得るために、フリーレントの
・メリットやデメリット
・設定するおすすめの時期
・賃貸契約期間の途中で退去した際の違約金
・入居希望者から交渉された場合の対応
などがありますので、賃貸経営の参考にしてみてください。
また入居者に長期的に契約してもらうためには、入居中の満足度向上が重要です。
入居者の満足度向上には、日々の賃貸管理業務やクレーム対応など、迅速かつ丁寧な対応が求められます。
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日々の賃貸管理業務やフリーレントを活用した空室解消など、お悩みがあればぜひ(株)アブレイズパートナーズにご相談ください。