MENU

CLOSE

お電話の方はこちら

03-6262-9556

受付時間 10:00~19:00 / 定休日 火・水

不動産投資の盲点:オーナー急逝が招く「資産崩壊」を防ぐ5つの対策|賃貸アパート経営・マンション経営の知識

inheritance_tax

2025.08.24
  • 相続・税金

はじめに

不動産投資は、多くの人にとって魅力的な資産形成手段です。しかし、その華やかな側面の一方で、あまり語られることのない「盲点」が存在します。それは、もし投資家であるあなたが突然この世を去った場合、大切な不動産がどうなるかという問題です。

「まだ若いし、自分には関係ない」と思うかもしれません。しかし、不慮の事故や急病は誰の身にも起こり得ます。もしもの時、愛する家族に資産を残したつもりが、かえって大きな負担を強いることになってしまうかもしれません。本稿では、不動産投資家が直面する可能性のある「急逝リスク」に焦点を当て、その具体的なトラブル事例と、円滑な資産承継のための対策を解説します。不動産オーナーにとって本当に有益な情報をお届けします。

不動産投資家が急逝した場合に発生するトラブルの全体像

不動産投資家が亡くなると、所有していた不動産は相続財産となります。法律上、すべての相続人がその不動産を共有する状態になるため、その後の管理や処分に関して、様々な問題が発生する可能性があります。

トラブルの根本原因は「共有状態」にあります。

不動産は、株式や預金のように簡単に分割できません。一つの建物を複数人で共有することになるため、全員の意見が一致しないと、賃貸契約の更新、修繕工事、売却など、あらゆる重要な決定が滞ってしまいます。

具体的なトラブル事例|「もしも」の時に何が起こるか?

ここでは、投資家が何の対策もせずに急逝した場合に起こりうる具体的なトラブルを、ストーリー形式で見ていきましょう。

事例①:賃貸管理の停滞による家賃収入の途絶

【登場人物】

  • 故人:Aさん(会社員、45歳)。都内に収益マンション1棟を所有。
  • 相続人:妻、長男、長女。

【ケース】 Aさんは、収益物件の管理をすべて自分で手掛けていました。入居者とのやり取り、家賃の振込確認、修繕の手配などをすべて一人で行っていたため、家族は不動産管理に関する知識をほとんど持っていませんでした。

【発生した問題】 Aさんの急逝後、遺された家族は賃貸管理のノウハウが全く分からず、手付かずの状態に。

  • 家賃の振込先不明: 家賃振込口座がAさん名義の個人口座であったため、銀行が凍結。入居者は家賃を振り込めなくなり、家賃収入が途絶える。
  • 入居者からの問い合わせに対応不能: 「水道が壊れた」「隣の部屋がうるさい」といった入居者からの連絡が入り、誰が対応すべきか分からない状態に。入居者の不満が募り、退去を考える人も出始める。
  • 管理会社の選定に手間取る: 賃貸管理を外部に委託しようにも、どの管理会社に依頼すべきか、そもそも契約書がどこにあるのかも分からず、手続きが進まない。

この結果、家賃収入が途絶えるだけでなく、物件自体の価値も下がり、売却も困難になってしまいました。

 

こちらの記事も読まれています!

不動産相続が「争続」になる前に。トラブル事例と円満解決のヒント|賃貸アパート経営・マンション経営の知識

事例②:相続人同士の意見対立による「塩漬け不動産」化

【登場人物】

  • 故人:Bさん(自営業、68歳)。地方都市にアパート3棟を所有。
  • 相続人:長男、二男、長女。

【ケース】 Bさんは生前、特に遺言書を作成していませんでした。相続財産はアパート3棟とわずかな預金。法定相続分に従うと、3兄弟がすべてを均等に相続することになります。

【発生した問題】 アパートの売却を巡って、3兄弟の意見が対立。

  • 長男の主張: 「アパートは老朽化が進んでいるから、早く売って現金化しよう。将来的な修繕費用や空室リスクを考えると、持ち続けてもメリットがない。」
  • 二男の主張: 「父が大切にしていたアパートだ。売却は反対。家賃収入は安定しているし、リフォームして価値を高めれば、もっと収益が上がるはずだ。」
  • 長女の主張: 「私は遠方に住んでいるので、管理もできないし、売却も反対。現物ではなく、代償金として現金で受け取りたい。」

3人の意見が全くまとまらず、不動産は売ることも、維持することもできない「塩漬け」状態に。 結果的に、固定資産税や修繕費用だけが持ち出しになり、収益を生むどころか、家族に経済的な負担をかける結果となりました。

事例③:事業用ローンの一括返済リスクと連帯保証債務

【登場人物】

  • 故人:Cさん(会社経営者、55歳)。都内に商業ビル1棟を所有。ローン残債は1億円。
  • 相続人:妻、息子。

【ケース】 Cさんは、法人を設立して不動産事業を行っていました。ビルの購入にあたっては、自身が連帯保証人となっており、ローンの返済は法人名義で行っていました。

【発生した問題】 Cさんの急逝後、法人の経営権は相続人に引き継がれるものの、融資を受けている銀行から連絡が入ります。

  • 団体信用生命保険(団信)の未加入: 個人事業主のローンでは団信への加入が一般的ですが、法人名義のローンでは加入が義務付けられていないケースが多く、Cさんも加入していませんでした。
  • 「期限の利益喪失」: ローン契約には「契約者が死亡した場合、ローン残債を一括で返済しなければならない」という条項(期限の利益喪失)が含まれている場合があります。この場合、相続人は多額のローンを一括で返済する義務を負います。
  • 連帯保証債務の承継: Cさんが連帯保証人であったため、その債務は相続人に引き継がれます。もし相続人に十分な現金がなければ、ビルを売却して返済するしかありません。

このケースでは、遺された家族は事業を継続するどころか、巨額のローン返済に苦しむことになり、結果的に大切な資産を失うことになってしまいました。

「急逝リスク」を回避するための具体的な解決策

上記のようなトラブルを避けるためには、生前の対策が不可欠です。以下に、すぐにでも実行できる5つの解決策を提示します。

解決策①:遺言書を作成する

最も基本的で、かつ最も効果的な対策です。 「誰に、どの不動産を、どう引き継がせるか」を明確に指定することで、相続人同士の無用な争いを防ぐことができます。

  • 遺言書の具体例:
    • 「〇〇アパートは妻に相続させる。」
    • 「△△マンションは売却し、得られた現金を長男と長女で均等に分割する。」
    • 「不動産管理は、妻を唯一の窓口とし、専門の管理会社に委託するよう指定する。」

ポイント: 公正証書遺言として作成すれば、法的な有効性が担保され、紛失や偽造のリスクもありません。専門家(弁護士や司法書士)に相談しながら作成することをおすすめします。

解決策②:不動産管理を仕組み化・外部委託する

家族に負担をかけないための最重要ポイントです。 不動産の管理をすべて自分で行う「自主管理」は、いざという時に家族に大きな負担をかけます。

  • 賃貸管理会社の活用:
    • 家賃集金、入居者対応、トラブル対応、退去手続きなど、すべての管理業務を専門の管理会社に委託します。
    • これにより、投資家が不在になっても、管理業務が滞ることなく、安定した家賃収入を確保できます。
    • 家族は、管理会社から定期的に送られてくる収支報告書を確認するだけで済み、手間がかかりません。
  • 事業承継を視野に入れた法人化:
    • 不動産を個人名義ではなく法人名義で所有することで、投資家が亡くなっても、法人の所有権は引き継がれます。
    • これにより、不動産そのものを共有状態にすることなく、安定した管理を継続できます。
    • ただし、法人化には税務上のメリット・デメリットがあるため、税理士とよく相談する必要があります。

 

こちらの記事も読まれています!

【親が亡くなったら行うべき手続きとは?】賃貸アパート経営・マンション経営の知識

解決策③:団体信用生命保険(団信)に加入する

不動産をローンで購入している場合、団信への加入は必須です。 団信は、ローンの契約者が死亡または高度障害になった場合、保険金でローン残債がすべて完済される仕組みです。

  • 団信のメリット:
    • 残された家族にローンの返済義務がなくなる。
    • 借金のないクリーンな状態で不動産を相続できる。
    • 家賃収入を生活費や教育費に充てることができ、家族の生活を守ることができる。

注意点: 法人名義のローンなど、団信に加入できないケースもあります。その場合は、別途生命保険に加入し、死亡保険金でローンを返済できるよう備える必要があります。

解決策④:資産の全体像を「見える化」する

家族がトラブルに直面する大きな原因の一つが、「何が、どこに、どれだけあるか」を誰も知らないことです。

  • 財産目録の作成:
    • 所有している不動産の詳細(所在地、物件名、ローン残高、賃貸管理会社名)
    • 銀行口座、証券口座の情報(銀行名、支店名、口座番号)
    • 加入している生命保険や年金、クレジットカードの情報
    • 契約書、権利証、パスワードなどの保管場所

これらを一覧にまとめた「エンディングノート」や「財産目録」を作成し、家族に共有しておきましょう。これにより、相続手続きがスムーズに進みます。

解決策⑤:家族信託の活用

より高度で、かつ強力な資産管理・承継の手段です。 家族信託は、不動産所有者(委託者)が、信頼できる家族(受託者)に不動産の管理・処分権限を託す仕組みです。

  • 家族信託の仕組み:
    • 不動産の名義を「委託者(不動産オーナー)」から「受託者(家族)」に移します。
    • これにより、不動産は共有状態にならず、受託者である家族が単独で管理・処分できる信託財産となります。
    • 賃貸収入などの「信託利益」は、受益者(通常は委託者本人、死亡後は配偶者など)に帰属します。
  • 家族信託のメリット:
    • 相続手続きが不要: 不動産の名義変更が不要となり、相続手続きの手間や費用が大幅に削減されます。
    • 共有状態を回避: 相続人同士の意見対立が起こるリスクがなくなります。
    • 柔軟な資産承継: 遺言書よりも詳細なルール(例えば、受託者が亡くなった場合の次の受託者を指定するなど)を設定でき、より長期的な視点での資産管理が可能です。

まとめ:未来への「安心」を買うということ

不動産投資は、長期的な視点での資産形成です。しかし、その「長期」を支えるのは、あなた自身の健康と生命です。

「不動産投資の盲点」は、単なる手続き上の問題ではありません。それは、あなたが築き上げた資産が、愛する家族にとって「重荷」になってしまうという悲劇です。

今回のコラムで紹介した解決策は、どれも「もしもの時」に家族を守るためのものです。遺言書、管理会社の活用、団信、財産目録、そして家族信託。これらは決して「死」を意識させるものではなく、むしろ、未来の家族に「安心」をプレゼントする行為に他なりません。

今、あなたが手掛けている不動産投資が、**真の「安心」と「安定」**を生むものとなるよう、ぜひこの機会に、ご自身の資産管理体制を見直してみてください。専門家と相談し、最善の策を講じることで、あなたは不動産投資家として、そして家族を想う人として、より一層の自信と平穏を手に入れることができるでしょう。

 

資料請求

★★★当社の特徴★★★

弊社は、業界の常識を覆す【月額管理料無料】というサービスで、オーナー様の利回り向上を実現する不動産管理会社です。空室が長引いて困っている・・・月々のランニングコストを抑えたい・・・現状の管理会社に不満がある・・・などなど、様々なお悩みを当社が解決いたします!

 

家賃査定や募集業務はもちろん、入居中のクレーム対応・更新業務・原状回復工事なども、全て無料で当社にお任せいただけます。些細なことでも構いませんので、ご不明な点やご質問などございましたら、下記ご連絡先まで、お気軽にお問い合わせください!

 

【お電話でのお問い合わせはこちら】
03-6262-9556

【ホームページからのお問い合わせはこちら】
管理のご相談等、その他お問い合わせもこちらです♪

【公式LINEからのお問い合わせはこちら】
お友達登録後、LINEお問い合わせ可能です♪

SERVICE

賃貸管理サービスについて

RECOMMENDおすすめ記事