エアコンの試運転の重要性ついて
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- 賃貸管理トラブル事例
【トラブル内容】
東京都練馬区の賃貸管理・不動産管理トラブル解決事例をご紹介いたします。
先日エアコンが作動しなくなったから見てほしいとのことで入居者様より当社にお問い合わせがございました。
エアコンの製造年はまだ経っていないものの、動きが悪くなったとのようで、状況等を確認いたしましたところ、昨シーズンの暖房は使用できており、今回冷房を使用してみたら作動がしなくおかしいのではないかとのことでご連絡をいただきました。
この時期ならではの入居者様自身でできる行動でオススメしたいことがございます。
是非、最後までご覧になってください。
状況
まず初めに、今回の物件の入居者様は入居から4年経って、エアコン本体も4年前に交換されたものでした。
作動したときに暖房は動作するもののシーズンが変わるにあたり冷房を付けてみたら作動しなくなってしまった。という状況になります。
この時期だからこそ、皆さんにオススメしたいこと、それは『エアコンの試運転』です。
この前まで暖房を使っていたし、まだ暑くないから冷房が使えるかなんてまだいいやなんて思ったりしていませんか?
今回のお問い合わせはまさに試運転を実施していただいたおかげで未然に防げた事案でございます。昨年の夏も終わりのころ、少し怪しい様子があったということでした。しかし夏も終わりかけて、もう冷房は使用しないだろうと思っていたので、その際は特に修理の依頼はしなかったようであります。そしてそのまま冬を迎え、暖房は使用できたので、気のせいだろうとも思ったとのことでした。
1.本格的に暑くなる前に確認を。
この時期、入居者様にぜひ行っていただきたいことが、『試運転』です。エアコンの故障に気付くのが夏本番ということが大半という方がほとんどです。
まず最初に、エアコンのフィルターのお掃除と室外機周辺をスッキリさてください。室外機の周りはきれいに何も置かず、きれいにしてください。
エアコンのフィルターは室内機本体の前面パネルを開け、フィルターを取り出してください。フィルターのほこりは、水洗いをするか掃除機で取り除いてください。汚れがひどいときは中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、その後、日陰で乾かしてください。乾燥が不十分だと、雑菌が繁殖し、カビや嫌な臭いの原因になります。
エアコンのフィルターを1年掃除しないと消費電力が25%上がるとの試算があります。
昨今の物価高、電気代の値上げもあり、このようなことは家計にとって非常に痛手ではないでしょうか?
次に冷房運転の試運転はエアコンの機種にも異なるため、最低温度で約10分間運転してください。
試運転では連続運転させるための条件として、室温より低い状態に設定する必要があります。
また、万が一エアコンに異常があった場合には、異常検知するまでに必要な時間となります。
その後、さらに30分試運転を試みてください。
室外機の圧縮機(人間の体で言えば心臓部)が運転し、室内機の熱交換器が冷却するまで確認が必要だからです。室内機の吹出口周辺から水漏れが無いか、屋外へのドレン配管から水が出たか、確認できれば安心です。室温や湿度にもよりますが、この水(結露水)が出るまでおおよそ30分程度必要です。
冷房の試運転はある程度暖かくなった今行うのがベストです。
室温が20度だった(エアコンの最低温度が18度の)場合、設定温度まで室内を冷やそうとします。ただ室温が15度でエアコンの最低温度が18度だった場合、すでに設定温度の18度に達しているため冷気が出てこないのです。そのため暖かくなっている今が狙い目です。
そして見慣れないランプが点滅していないかなど、いつもと違う不具合を感じたら管理会社までご連絡を。
2.なぜ試運転が必要なのか?
つい先日まで暖房を使用されていたかと思います。なのに何故冷房の試運転が必要なのか。
まずは暖房と冷房では仕組みが異なりますのでご注意ください。
暖房は外の空気から熱を集めて室内を暖める仕組みになっております。
その一方で、冷房は室内の熱を外に出し、余った空気を室内に残し、冷たい空気を発生させます。
そしてエアコンに関する相談件数は夏に集中します。とある調査では、夏場のエアコンに関する相談件数は4月に比べ4.3倍との調査結果があります。故障して直してほしいと要望をいただいても、なかなかすぐには対応が難しくなります。2週間以上待ったという方は3割くらいもいるようです。また半導体不足もあり、メーカーの対応に遅れが生じるケースもございます。
3.ダイキンの試運転指数
大手メーカーのダイキンがこのような指数を発表しています。
気温26度以上:急いで実施。熱中症が心配される室内環境になってしまう可能性もあります。
早めに試運転をしておきましょう。
気温23~25度:最適な時期。試運転に適した室温になっている可能性が高い気温です。
積極的に試運転に取り組みましょう。
気温21~22度:適した時期。試運転ができる室温になっている可能性が高い気温です。
試運転指数が高い日に実施できない場合はこうした日に取り組みましょう。
気温20度以下:不向き。20℃以下では冷房運転が作動しなかったりすぐに止まってしまったりするため、試運転には不向きです。
とあります。ダイキンだけでなく、ほかのメーカーも推奨していることです。
あるアンケートでは、『試運転を知っている』と答えた人は7割近くいたにも関わらず、実際に『試運転をしている』と答えた人は半数以下だったそうです。
4.試運転の実施時期・・・
本格的に暑くなる前の4月~6月前半の間を目安に、エアコン試運転の高い日を選んで試運転を実施することをおすすめいたします。
これにより、夏場のエアコンの不具合による修理待ちを避け、快適な夏を迎えることができるでしょう。
まとめ
私自身も同じような経験をしたことがございました。作動しないことに焦ってしまい、暑さにもイライラしていて頭が回っていなくあたふたしてしまっておりました。(笑)それを防ぐために事前に点検し、試運転をするように毎年心がけております。
夏場は猛暑となり、エアコンが使用できなくなると生命に危険を及ぼすこともございます。夏場は他の人も同じように修理を依頼している可能性もあります。対応まで時間がかかってしまいますので、突然の故障を回避するためにも、夏本番でも快適にお使いいただけるよう、この時期に試運転をぜひ実施してください。
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