キッチン前の床にカビが発生してしまった

トラブル内容

先日、入居者様よりキッチン前のCF（クッションフロア）に黒い点々が発生しているとの事で、お問い合わせをいただきました。
この物件、実は以前にディスポーザーが故障して水漏れが発生、床に水溜まりが出来てしまうレベルの量だった為、入居者様にはその都度水を拭き取ってはいただくも下地にまで浸水してしまい、カビが繁殖してしまった可能性がありました。
ご家族の中には小さなお子様もいる為、とにかく早急に改善してほしいといったご要望でした。

解決方法

【業者による現地調査】
まずは業者にて現地を調査、CFに発生している黒い点が何か調査をしていただきました。
結果はやはり【カビ】との事で、業者の見解は上記の内容通り「水が下地まで行ってしまい、下地からCFまでカビが繁殖してしまったのだろう」との事でした、、

そもそも、入居者様はその都度拭いていたのに、なぜカビが発生してしまったのか？
知らない方もいるかと思いますので、発生する理由と対策についてご説明いたします！

【カビは一定の条件が揃うと発生し繁殖する】
発生条件とは何か？それは【湿度】【温度】【栄養】にあります。
湿度が約70％、温度は約20℃～30℃が最も繁殖しやすいと言われており、石鹸カスやホコリ、人間の皮脂などの有機物質はカビの栄養となります。
特に条件が揃いやすいのがお風呂場や洗面所、脱衣所は条件が揃いやすいので要注意です。
では、少しでも発生のリスクを減らすことはできないのか？
意外と簡単な方法で対策する事ができます。

【発生を防ぐ対策】
・エアコンの除湿などを活用して湿度60％以下にコントロールする
・窓を開けたり換気扇を回すなど、こまめに換気をする
・床や壁に水などをこぼしたときは、拭いて乾かす
・40℃以上のお湯をかける（浴室・洗面台など）

以上となります。

【本件の対応について】
今回の発生場所であるCFはビニールでコーティングされている為、カビが繁殖しにくいと言われておりますが、下地にカビが発生してしまうと、浸食していってしまいます。
以上の内容をオーナー様へご報告、すぐに対応の打ち合わせを行いました。
黒カビなどは人体にも悪影響を及ぼす危険性がある為、CFを剥がして下地に発生したカビを除去、新たにCFを張り替える事となりました。

当日、私も現地に立ち会わせていただき、下地の状況を確認。
予想通り、下地にカビが繁殖しておりましたが、早めの対応が出来た為、下地処理もスムーズに進み、CFも簡単に張り替える事ができました。
費用も最小限に抑えられ、床も綺麗になった事でオーナー様も入居者様にも大変喜んでいただく事ができ、無事に対応終了となりました！
人体へ悪影響を及ぼす恐れがあるカビ、1日でも早い対応がオススメですよ！


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