テレビが映らないトラブル！原因はいったい！？

トラブル内容

昨年12月末頃に、入居者様から【突然テレビが観れなくなってしまった！】といったトラブルのお問い合わせをいただきました。
詳しい状況を伺ったところ、現状でBSは問題なく観れているものの、地デジが観れなくなってしまったようです、、、
画面には「アンテナレベルが低下しています」という表示が出ているが、全く分からず困り果てている様子で、年末年始は家でテレビを観ながらゆっくり過ごしたいので、早急にどうにかしてほしいとの事でした。

今回はテレビが映らなくなってしまったときのトラブル事例～解決方法までを紹介していきます。

解決方法

まずは専門業者を手配して現地へ向かい、原因調査からスタートしました。
私も同行させていただき、業者とともに建物の屋上へ上がり、アンテナやブースター（テレビ放送信号を増幅させる機器）が付いていたのですが、恐らく竣工当初からの物で、だいぶ劣化が進んでいるように見受けられました。
さらに配線も劣化していて、被覆も亀裂が入り線が裸状態の部分もある状況でした。

そのため考えられる原因は多く、1つ修繕して解決したとしても次に他が原因で同じ事が起きてしまう可能性もあったため、現地からオーナー様と電話による打ち合わせをさせていただき、アンテナ・ブースター交換、配線引き直し工事を提案させていただきました。
金額は約20万ちょっとでしたが、オーナー様としても「自分が同じ状況になったら困るし、心配だと思うから提案で進めてください！」と、私からの提案にご快諾をいただき、その日に施工を実施する事ができました。

ところで、【アンテナレベルが低下している】とはどういう状態なのか？
簡単に説明すると、本来は【電波がテレビまで届いて映像が映る】という風になるのですが、その電波が何かしらの原因で基準値に達していない為、映像が映らなくなってしまうようです。

では、このアンテナレベルが低下する原因は何なのか？
考えられる事は以下の通りです。
①電波不足
②アンテナの向きがずれる
③ケーブルの接続不良・欠損
④高層ビルの建設・障害物
⑤弱電界地域に住んでいる
⑥テレビやレコーダーの故障
⑦ブースターの故障

主に考えられる原因は6つとなり、実際にトラブルが発生した際には1つずつ調査をしてみる必要があります。
例えば、直近で台風が発生した場合、強風などの影響でアンテナの向きが変わってしまうなど自然現象による被害もあれば、単純な劣化や故障でトラブルが起きてしまう事もあります。
まずは早急に現地調査を実施して原因特定と修繕を行い、入居者様に安心して暮らせる環境にできれば、賃貸借契約の更新率などにも良い影響が出てくるかと思いますので、是非参考にしてもらえればと思います。

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