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2023.07/02
嫌な虫トラブル!ポイントは水際での侵入防止
6月の中旬から一気に蒸し暑くなりましたね!電気代も高騰してきているため、一時的な暑さは窓を空けて温度調整する方も多いのではないでしょうか。また、梅雨の時期は特にお部屋の臭いも気になりますので喚起する機会も増えてくるかと存じます。そうなると必然的に虫の侵入経路が増え、気になることが増えるのではないでしょうか。
虫の侵入経路としては、以下が考えられます。
①窓やドアを開けた隙に入ってくる。
②換気口やエアコンのケーブル部分等の隙間から入ってくる。
③暖かくなったっことで、虫の卵が孵化してしまった。
②~③はどうしても防ぎようのない原因でございますので、今回は①窓やドアを開けた隙に入ってくる。の防止について考えていきたいと思います。
2023.06/18
暖房はつくのに冷房がつかない!季節の変わり目に発生するエアコントラブル
先日、弊社の管理物件へ新規のご契約者様が入居することに先立ち入居前の最終チェックへ伺わせていただきました。しばらく使用していない場合、エアコンの効きが悪くなっていることがあるので低めの温度設定で電源を「ON」いつも通り水回りからチェックを始めました。当日は梅雨の合間で爽やかな天候だったのですが、気づけばじんわりと汗が出てきました。「暑いな」と思い窓を開けようとしたところエアコンから出てくる風が「熱い!」ことに気づきました。間違えて暖房にしてしまったかなと思い設定温度を「22℃」から「18℃」へ下げたところ更に吹き出す熱風・・・。メーカーに問い合わせたところ故障で修理も不可能な状態でした。
こちらのエアコンは前の入居者様の退出時に弊社スタッフと関連業者で正常に作動することをしっかりと確認しております。このため、空室であった1~2ヶ月の間に劣化により故障してしまったと考えられます。
2023.06/04
中古物件のリフォームに注意!ダブルトラップによる排水の溢れ
排水の溢れや異臭の原因の多くは、排水口や排水管のつまりであることが多く、ゴミを除去したり高圧洗浄をすることで解消されます。しかし、それ以外にも構造が原因であふれてしまうことがあり、その一つに「ダブルトラップ」があります。
弊社で起こった事例は、オーナーチェンジ後にリフォームを行った物件へ新しく入居された方からの「キッチンの水の流れが悪い」というご相談から発覚いたしました。点検したところ、キッチン、洗濯排水及び浴室の3カ所がダブルトラップとなっておりました。
トラップとは、洗面台の排水管等のS管のように排水管の臭気を排水管に水を貯めて防ぐしくみをいい、「ダブルトラップ」はそれが2つついてしまっている状態です。ダブルトラップになると、トラップとトラップの間に空気がたまり排水を流しても、空気を押し出せず詰まってしまいます。中古の戸建て物件をリフォームした際に多いトラブル事例ですが、新築の戸建て物件でも被害にあった方がいるそうです。
2023.05/21
長期休暇前後に急増?玄関カギの紛失トラブル
平素、ご入居中のお客様からは住まいに係る多くのトラブルのご相談を頂戴しております。その中でも、GW前後に一番多かったのが玄関カギの紛失トラブルでございました。警視庁が公開している「遺失物取扱情報」では月ごとの拾得件数は公開されていませんが、インターネット上に公開されている各種情報を比較しますとやはり長期休暇前後に落とし物・忘れ物をしている方が多いようです。おそらく、普段の行動パターンと違う行動や心理状態によって物を忘れやすい状態に陥っているのではないでしょうか。また、カギを落としてしまったショックや焦り(気づくのが大体帰宅時の夜間のため)からどうしたらよいのか分からないといった状態の方も多いように感じます。
2023.05/07
以前の入居者の郵便物が届いてしまう
忙しかった引越しと手続きが終わり一息ついたところに、以前の入居者と思われる方宛の郵便物を発見し困ったことがある方も多いのではないでしょうか。原因としては次の3点が考えられます。
①郵便局へ転居届を出しておらず、差出人へ転居のお知らせや手続きを行っていない
②転居届の有効期限が過ぎ、差出人へ転居のお知らせや手続きを行っていない
③入れ違いや手続きと入れ違いで差出人が発送をした
この中でも一番多いのは②のパターンではないでしょうか。
保険や各種の口座、会員登録など住居登録を行っているすべての差出人へ抜け漏れなく手続きをするのは大変な作業でございます。筆者自身、普段使っていない銀行口座の住所変更手続きを忘れ、カード更新の際に以前の入居先へカードが届いてしまったためいざというときに口座が使えなくなった経験がございますのでご注意いただければと存じます。
さて、今回は自分ではなく前の入居者が忘れていた場合の対処になります。どのように対処すれば良いのでしょうか。
2023.04/20
在庫がなくて修理が出来ない!待ったなしのトイレトラブル
現代の生活は様々な設備に支えられて成り立っています。そのどれもが必要不可欠な設備ですが、中でも古くからあり必要不可欠なものがトイレではないでしょうか。いくつかの設備は無くても我慢したり代用品を準備することで短期間は我慢が出来ます。しかし、トイレに限っては我慢のしようがありません。そんなトイレが修理できないという事例が最近2例ありましたのでご紹介いたします。
トイレのメーカーのシェアを調べますと、A社60.7%、B社30.4%と2社がシェアの9割を占めております。シェアが多いということはそれだけ部品が流通しており、業者の職人も修理の実績が多くなります。
一方、それ以外のメーカーとなりますとなかなか部品が手に入らなかったり、そもそも品番が分からないので適合する部品が分からないといったことがございます。弊社にご相談いただいた2例はいずれもそのパターンでございました。
2023.04/02
宅配ボックスのメリットとデメリット
新型ウィルス感染拡大防止のため、宅急便の置配の需要が高まりました。
置配は対面で荷物を受け取る必要がなく、自宅にいなくても荷物が受け取れるのでとても便利な反面、盗難やいたずらの不安があります。
そこで、最近は宅配ボックス付きの物件の人気が高まっておりますが、宅配ボックスを導入することで発生するトラブルもございます。
【トラブルその1:配送員様の暗証番号設定ミス】
配送員様の暗証番号設定ミスは最も多いお問い合わせになります。最近頂いたご相談では4桁の暗証番号を設定したと思っていたものの、3桁の数字しか設定されておりませんでした。
【トラブルその2:イタズラによるロック】
宅配ボックスは配送員様が入ることが出来る場所に設置しているため、第3者によるイタズラにあう可能性があります。特に路面に面した場所に設置してある場合はイタズラにあう可能性が高く、直近の事例では9個設置してあるボックスのうち6個がイタズラによりロックされていました。
2023.03/19
これってネズミ?夜中の物音と置いてあった食べ物のかじり痕
3月に入ってから気温がだいぶ上がり、とても過ごしやすい季節となりました。このような時期は機械への負担も減るためエアコンやガスなどの機器トラブルは減ってくる傾向にあります。
しかし、過ごしやすいのは厄介な害虫・害獣も同じでゴキブリやネズミのトラブルが増えてくる傾向にあります。ネズミのトラブルは比較的多くはありませんが、断線などの2次トラブルに発展する危険もあり、かつ頭も良いので対応に時間がかかる傾向がございます。
■春にネズミが増える理由
ネズミは1年中活発に活動しており、決まった時期や季節にのみ繁殖行動をするわけではありません。しかしながら、ネズミは活動のために大量の補食を必要とし消費熱量の多い冬は1日で餓死すると言われています。冬は餌となる生き物も減りますので、ネズミの数は減ります。
一方、繁殖のピークとなるのは春(3月~5月)と秋(10月~11月)と言われており、春になるとネズミの被害が増えてきます。
■ネズミが電線などを嚙む理由
ネズミ被害は精神的な嫌悪感や細菌による健康被害の他にも電線をかみ切られて断線になるという2次被害を巻き起こします。これには理由があり、ネズミの4本の門歯は一生伸び続けるため常に研ぎ続けなければいけないという習性のためです。ネズミ以外にもリスやカピバラといった齧歯類の生物は同じ特徴を持っています。
2023.03/05
蝶番のゆるみに起因するドアのトラブル
お部屋や物件について考える際、あまりドアの蝶番について考える方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
先日発刊されたとある推理小説に、蝶番の構造を利用した密室殺人トリックが出てきました。蝶番がない側の部屋から「蝶番の芯棒をまっすぐ管に通すのは不可能」です。このため、「蝶番を外し部屋の外から扉を鍵をかけたまま取り付ける」という方法でドアをとりつけ密室を作るしかないのですがその方法が謎というものでした。
蝶番は構造自体は非常にシンプルですが、芯棒と蝶番本体の取り付けにズレが生じると上手く開閉ができません。もちろん、入居当初からこれらの部品がズレていることは稀ですが、一日に2回しか開閉をしなくても2年間でドアの開閉は約1,500回になります。玄関ドアとなりますと重さが10㎏以上ありますのでちょっとした「ネジのゆるみ」「芯棒部分の摩耗」によってズレが蓄積しドアがうまく開かなくなるというトラブルに発展します。
気づいた時にはドアを取り付けている枠組み自体の歪みに発展し、多大な修理費用を請求されるといった事態もあり得ます。
2023.02/19
お部屋の中での花粉症の症状
関東地方の今年の花粉飛散量は非常に多くなると予想されており、過去10年で最多ともいわれています。
日本人の二人に一人が花粉症に罹患しているものの、お部屋のトラブルとしてはあまり聞きません。
しかしながら、実は屋外よりも屋内の方が花粉症の症状がひどくなるという方も少なくありません。
花粉の主な侵入経路は、
①入居者様や洗濯物などに付着した洗濯物が屋内に入ってしまうパターン
②換気扇などから入ってきてしまうパターン
の大きく二つに分かれます。
それぞれの対策についてご案内いたします。