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【アパート修繕工事の費用相場】アパート経営・マンション経営の知識

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2025.04.21
  • リフォーム・原状回復

~安定した賃貸経営のためのガイド~

アパート経営において、修繕は物件の資産価値を維持し、入居者の満足度を高める上で重要な役割を果たします。定期的な修繕を適切に行うことで、長期間にわたる安定した経営が可能となり、突然の不具合にも柔軟に対応できます。本稿では、アパート修繕を「建物全体」と「室内設備」に分け、具体的な修繕内容や費用相場を網羅的に解説します。さらに、修繕計画を立案する際に役立つプロの視点を交え、将来のリスクを軽減するためのポイントもご紹介します。

建物全体

1. 屋根・屋上

屋根や屋上は、建物の中でも特に雨や風、紫外線など外部環境からの影響を直接受けやすい部分です。そのため、日々の気象条件によるダメージが蓄積されやすく、状態を長く保つためには適切なメンテナンスが非常に重要です。特に雨漏りは、屋根や屋上の不備が引き金となり発生する問題であり、建物の内部に水が侵入することで天井や壁、床などを傷め、建物自体の寿命を縮める原因となります。そのため、雨漏りが発生する前に対策を行うことが望ましいと言えます。定期的な点検を行い、劣化している箇所や不具合が見つかった際には迅速に補修を施すことで、雨漏りの発生を未然に防ぎ、建物を健全な状態で保つことができます。

 

・修繕内容

塗装工事:屋根材を保護し、耐久性を高めるための塗装。
葺き替え工事:劣化が進行した屋根材の全面交換。
防水工事:屋上全体の防水層の補修や更新。

・費用相場
屋根塗装:100万円以内
屋根葺き替え:100〜150万円
選定ポイント 長寿命で耐候性に優れるフッ素塗料や無機塗料は、初期費用が高めでも長期的な維持コストを抑える効果があります。また、建物の立地条件(沿岸部、積雪地帯など)に応じた素材選びも重要です。

 

2.ベランダ・バルコニー
ベランダやバルコニーは、建物の外部空間として活用される場所ですが、同時に水によるダメージを受けやすい部分でもあります。特に防水性能をしっかりと維持することが重要であり、その役割を果たしている防水層が劣化すると、様々な問題を引き起こすリスクが高まります。

 

・修繕内容
トップコート塗装:防水層を保護する表面塗装。
防水工事:FRP(繊維強化プラスチック)やシート防水の施工。

・費用相場
トップコート塗装:1m²あたり2,000円
防水工事(FRP防水):1m²あたり4,000〜8,000円
頻度とタイミングとして、トップコート塗装は5年に1回、防水工事は10〜15年ごとが一般的です。劣化状況に応じて適切なタイミングで工事を行うことで、大規模な修繕コストを抑えられます。

 

3.外階段・廊下
外階段や廊下は、全入居者が日常的に利用する共用スペースであり、安全性と清潔感を常に保つことが大切です。特に鉄骨製の階段は、雨風や湿気によって錆や腐食が進行しやすいため、定期的な点検と防錆塗料の塗布などの適切なメンテナンスが必要です。また、落ち葉や泥などが溜まると滑りやすくなり事故の原因となるため、清掃をこまめに行い、快適で安全な利用環境を整えることが重要です。

 

・修繕内容
塗装工事:防錆や防腐処理を含む再塗装。
滑り止め加工:入居者の転倒防止のための防滑対策。
・費用相場
外階段塗装:1基あたり5〜15万円
廊下塗装(トップコート):1m²あたり2,000円
注意点 腐食が進行する前に定期的な補修を行い、安全性を確保することが重要です。

 

4.外壁塗装
外壁塗装は、建物の外観を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る防水性を維持するために欠かせない重要な工事です。ひび割れや塗装の剥がれをそのまま放置すると、雨水が壁内部に侵入し、腐食やカビの原因となり、建物の耐久性を大幅に低下させる恐れがあります。これにより建物の寿命が短くなるだけでなく、大規模な修繕が必要になる場合もあります。定期的な外壁塗装を行うことで、防水性能を維持しつつ建物を長持ちさせることが可能となります。

 

・修繕内容
塗装工事:シリコン塗料やフッ素塗料を使用した外壁塗装。
クラック補修:ひび割れ部分の修繕。
シーリング工事:目地や窓周りの防水施工。

・費用相場

シリコン塗料:坪あたり1万2,000円程度
フッ素塗料:坪あたり2万円以上
塗料選びのポイント 高耐久塗料を選ぶことで、次回の塗り替えまでの期間を延長できます。特にフッ素塗料は、15〜20年の耐久性があるため、長期的なコスト削減に効果的です。

 

5.雨樋

雨樋は、屋根から流れる雨水を集めて効率よく排水することで、建物を守る重要な役割を果たします。しかし、詰まりや破損が生じると、雨水がスムーズに流れなくなり、外壁や基礎部分に雨水が浸入して腐食や漏水の原因となる恐れがあります。これにより建物の耐久性が低下し、大きな修繕が必要になる可能性もあります。雨樋の役割を十分に果たすためには、定期的な点検と清掃を行い、詰まりや破損を早期に発見し対処することが大切です。

 

・修繕内容
清掃:詰まりの解消や汚れ除去。
部分交換・全交換:損傷箇所の修理や交換。
・費用相場
雨樋塗装:1m²あたり1,500〜3,000円
雨樋全交換:100〜200万円(建物規模による)
施工のタイミング 雨樋の清掃や修繕は、外壁塗装と同時に行うことで足場費用を削減できます。

 

6.給排水管
給排水管は、建物内部で水を供給し排水する重要な設備であり、「見えない心臓部」として機能しています。しかし、管の老朽化による漏水や詰まりが発生すると、日常生活の水回りに支障をきたし、入居者の生活に直接影響を与える可能性があります。これを防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。不具合を早期に発見し、適切な修繕を行うことで、給排水管の正常な機能を維持し建物全体の快適性を保つことができます。予防的な管理がトラブルを未然に防ぐ鍵となります。

 

・修繕内容
高圧洗浄:詰まりの解消と汚れ除去。
部分修繕・全交換:破損箇所や寿命を迎えた配管の更新。
・費用相場
高圧洗浄:アパート8世帯あたり9〜12万円
排水管全交換:1戸あたり40〜60万円

室内

1.エアコン:快適性と効率性を高める重要な設備
エアコンは、入居者が快適な生活を送るために欠かせない設備の一つです。特に夏季や冬季の使用頻度が高いため、故障時には迅速に対応する必要があります。エアコンの故障には、冷媒ガス漏れ、内部ファンの故障、配管の問題などが考えられます。軽微な故障であれば部品交換で対応可能ですが、室外機の故障や長期間使用したエアコンの場合は交換が推奨されます。

 

・費用相場
修理:1万5,000円〜15万円
交換:5〜15万円(10畳程度の標準グレードの場合)
ポイント 省エネ性能の高いモデルへの切り替えは、入居者の電気代削減にもつながり、物件価値の向上にも貢献します。また、保証期間やアフターサービスが充実しているメーカーを選ぶと、長期的なコストを抑えることができます。

 

2.給湯器:冬場の安定供給が入居者満足度に直結
給湯器は、入居者の生活に不可欠な設備であり、特に冬場の使用頻度が高いため、故障時の影響が大きいです。迅速な対応が入居者の信頼を得る鍵となります。軽微な不具合には部品交換で対応可能ですが、経年劣化に伴う本体交換が必要なケースもあります。特に10年以上使用している場合は交換を検討しましょう。

 

・費用相場
修理:6,000円〜5万円
交換:10〜15万円
ポイント 安全性の高い最新モデルを選ぶことで、入居者の安心感を高めることができます。また、エコキュートなど省エネ型製品は長期的にランニングコストを抑えられる点が魅力です。

 

3.ユニットバス・浴室設備:清潔感が求められる重要なスペース
浴室は、多くの入居者が物件選びの際に重視する設備です。清潔感が欠けると競争力が低下するため、適切なタイミングで修繕や交換を行うことが必要です。壁や床の部分修理や、ユニットバス全体の交換。特にカビや錆が広がった場合は、美観と機能性を回復させるために交換が推奨されます。

 

・費用相場
壁・床補修:5〜20万円
ユニットバス交換:50〜150万円(グレードによる)
ポイント ターゲット層に合わせたグレード選びが重要です。ファミリー層向けにはバリアフリー対応の浴室、単身者向けには清潔感重視のコンパクトなモデルが適しています。

 

4.トイレ:毎日使用される設備の重要性

トイレは使用頻度が高く、不具合が発生すると入居者に大きなストレスを与える箇所です。迅速な修繕や交換が求められます。流れが悪い、タンク部分の故障、便器の破損などの問題に対処します。タンクレスや節水型モデルは特に人気があります。

 

・費用相場
標準便器の交換:4万円〜
高グレードタンクレストイレ:10万円以上
ポイント 節水性能の高いトイレに切り替えることで、環境面でもメリットが得られます。さらに、簡易清掃性を重視したモデルは入居者に高く評価される傾向があります。

 

5.ガスコンロ:キッチン設備の寿命に注意
ガスコンロは火を扱うため、安全性を確保することが最優先です。メーカーが推奨する交換時期を目安に、定期的に点検や交換を行いましょう。修繕内容は、点火不良やゴトクの交換となり、劣化が進んだ場合は機器全体の交換が必要です。

 

・費用相場
修理:1,000〜1万円
交換:5〜15万円
注意点 IHクッキングヒーターへの切り替えは、火を使わない点で安全性が高まり、入居者にとっても魅力的な選択肢となります。

 

6.壁のクロス:部屋全体の印象を左右する要素
壁のクロスは部屋の雰囲気を大きく左右するため、定期的な張り替えが必要です。特に退去時の原状回復で大きな役割を果たします。修繕内容は、壁紙の汚れや剥がれの修繕、または全面張り替え。

 

・費用相場
クロス張り替え:1m²あたり1,000〜1,500円
ポイント 防音、防カビ機能のある高機能クロスは初期費用が高いものの、長期的に見てコストパフォーマンスが優れています。

 

7.クッションフロア:床の印象を一新するリフォーム
クッションフロアは、室内のデザイン性を高めるだけでなく、清掃のしやすさも評価されるポイントです。修繕内容は、剥がれや汚れが目立つ箇所の修繕、または全体の張り替え。

 

・費用相場
クッションフロア張り替え:1m²あたり3,000〜5,000円
ターゲットに応じた選択

まとめ
アパートの室内設備を適切に修繕・交換することは、物件の資産価値を維持・向上させるだけでなく、入居者の満足度を高めるためにも欠かせない取り組みです。定期的な点検を行い、計画的に設備を更新することで、予期しないトラブルを防ぎ、将来的な修理費用を抑えることができます。また、専門家や管理会社と連携しながら物件の状態や入居者層のニーズに合わせたメンテナンス計画を作成することで、物件の魅力を長期間維持することが可能です。

 

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